小児歯科
みなさんこんにちは!たなか歯科クリニック歯科衛生士の肆矢です。
今日は小児歯科についてお話したいと思います!
乳歯は全部で20本あり、まずは平均生後8か月頃に下の前歯が生えてきます。2歳半頃に上の奥歯が生えて全部の乳歯が生えそろいます。もちろん生えてくる時期は個人差がありますのであくまでも目安です。なので歯磨きを始めるのは歯が生える生後8か月頃からとなりますね!
永久歯はまず6歳頃に下の前歯、あるいは6歳臼歯が顔を出し始めます。そして最後、上の奥歯に12歳臼歯が生えて全部で28本の永久歯が生えそろいます。
また乳歯の虫歯ができやすいところは、
① 2歳頃までは上の前歯の表側
② 2~3歳頃までは上の前歯の歯と歯の間
③ 3歳を過ぎると上下奥歯のかみ合わせ
④ 3歳6か月からは上下奥歯の歯と歯の間
と言われています。もし仕上げ磨きをどうしても嫌がってしまう時にはこういった虫歯になりやすいポイントをおさえてそこだけを行っていくとよいですよ(*^^*)
しかし歯と歯の間は歯ブラシでは十分に汚れを落とすことが出来ないため糸ようじを使って頂く必要があります。夜の仕上げ磨きのときだけでよいので、いつもの歯ブラシにプラスして糸ようじをしてあげてくださいね(^^)
また”仕上げ磨きはいつまで行うべきか?”という質問をよく受けるのですが、小学校6年生くらいまで行ってあげるとよいと思います!”そんなに?”と思った方もいらっしゃると思いますが、わたしたち大人でも磨き残しは必ずしているのです。なのでお子さんの場合はもっと磨き残しをしているはずです。嫌がる場合は無理に行う必要はありませんが、そうでない場合は中学校へあがるまではぜひ行ってあげてください(^^)私たちも全力でサポートしますが、やはりお子さんのお口を守れるのは親御さんだけだと思います!
また、永久歯が生え始める6歳頃まで乳歯に虫歯がなければ永久歯にも虫歯ができる確率は激減します。実際に私も、母が小さい頃に仕上げ磨きをとても頑張ってくれたようで、そのおかげで今まで虫歯になったことが1度もありません。母が頑張って仕上げ磨きをしてくれたことで私の健康な歯が保つことができているので感謝しかないです(^^)
私たちと一緒にお子さんのお口を守っていきましょうね!
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士 肆矢紗希
歯ぐきの検査について
みなさんこんにちは!歯科衛生士の小栗です。
最近暖かい日が続き、花粉も飛び始めましたね…。みなさん花粉症は大丈夫ですか?
鼻呼吸ができず、治療やクリーニング中に苦しくなったら遠慮なく教えてくださいね!
さて、今日は歯周病の歯ぐきの検査についてお話をしようと思います。
みなさん歯ぐきの検査と聞いて、「あれチクチクして苦手なんだよな〜…」と思う方も多いのではないでしょうか?
まず、歯ぐきの検査ではどんなことをしているのかお伝えしようと思います!
歯と歯ぐきの境目にはどなたでも隙間があります。
このプローブという先の細い器具を使い、歯と歯ぐきの境目の隙間に入れて、歯周ポケットの深さを調べていきます。
写真を見るとお分かりいただけると思いますが、目盛りがついていますね!
当院で使っているプローブは、3ミリずつ目盛りがついています。
この3ミリまでによりも歯周ポケットが浅ければ健康な状態、4ミリ以上だと歯茎が腫れている状態、6ミリ以上だと、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)という骨が溶けはじめていることが考えられます。4ミリや5ミリの状態は、歯茎が腫れている、いわゆる歯肉炎の状態です。歯と歯ぐきの境目の汚れをしっかり歯ブラシで毎日きれいにしていけば、3ミリへと戻すことができるかもしれません。しかし、歯周ポケットが6ミリ以上になり、歯槽骨が溶けてしまった場合、残念ながら溶けた歯槽骨は元には戻りません。それ以上進行していかないように歯周病治療や、ご自宅でのケアで進行を食い止めることが必要になります。
また、歯ぐきの検査では歯ぐきからの出血で、歯周ポケット底の炎症を見ることもできます。
出血が多く、歯ぐきが腫れている場合は、いくら歯石がついていても、私たちは歯石をとることができません。
まず、歯磨きで歯ぐきの炎症を抑えることが第一優先です。
それができるのはお家での歯磨きなんです。
みなさんが毎日おうちで何気なく行なっている歯磨き、それは一番の歯周病治療ということを知っていましたか?
歯医者さんの機械でクリーニングしたり、歯石を取ってもらうことも大切ですが、一番大切なのはお家での歯磨きです。そしてその一番の歯周病治療をできるのはみなさんです(^^)
おうちでの歯磨きの仕方がわからないなって方、この歯ブラシでいいのかな?って方がいたらいつでも聞いてくださいね!みなさんのお口にあった歯磨きの仕方を一緒に考えていきましょう!
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 小栗沙紀
歯周病と歯石
皆さんこんにちは!
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 堀部汐里です。
いきなりですが、この写真をご覧ください。
この写真は抜歯をした歯ですが、右の歯は、
これは一体何がついているのでしょうか?
正解は歯石です。
右の歯は、親知らずが虫歯になったために抜歯したもの、
では歯石と歯周病はどのように関係しているのでしょうか?
歯石とは、歯垢(プラーク)
歯垢には細菌が沢山いますが、
ということで細菌がいない歯石が、
ではなぜ歯周病で抜けた歯には沢山歯石がついているのでしょうか
歯石の表面はザラザラしています。
そうすることで、歯肉が炎症を起こし、
そして、歯垢が歯石化してまたそこに歯垢がつく、歯肉が下がる、
そうしていくことで歯を支える骨が溶けてしまい、
また、一度無くなった骨、歯肉は元に戻ることはありません。
歯周病は痛みもなく進んでいく病気です。「痛くないし、
日本では、歯周病に罹患している人が80%
その数値は先進国の中で一番高い数値です。
すごい数値だと思いませんか?
歯磨きをしているつもりでも、
詳しい歯磨き方法を知りたい方や、もしかしたら歯周病かも、
歯磨き方法、
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生 堀部汐里
インプラント治療
こんにちは。
千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師 三井誠です。
今回はインプラント治療についてです。
インプラントという言葉は近年では一度は耳にする言葉ではないでしょうか。
歯を失ってしまった時にその機能を回復する治療法の一つです。
長い歴史の中で歯科医療技術は様々な進化をしてきました。
その中でインプラントは革命的な技術として現れました。
きっかけは歯科とは関係のない動物実験中でした。
チタンが骨と一体化するということがたまたま発見され、歯科に応用できないかと考えられたのです。
そしてさらに基本的なベースはそのままに形態、表面性状などが研究され、より早くより強く骨にくっつくための進化が続いています。
ところで、歯を失ってしまった時に行われる治療は3つあります。
入れ歯
ブリッジ
インプラント
この3つです。
それぞれに長所短所があります。
インプラントは条件によってはこの中で一番お口の中への侵襲が少ない治療といえるのかもしれません。
というのも手術こそ必要ですが、周りの歯を削らず機能をそのまま回復することができます。
お口の中には再生する組織とできない組織があります。
再生できない組織の代表が歯、神経です。
ブリッジは装着するのに失った歯の両隣の歯を削る必要があります。
そしてその精度は術者に大きく左右されます。
また入れ歯は一見侵襲がないように見えますが、バネがかけられる歯に負担がかかる事。入れ歯は20パーセント程度しか機能回復できないと言われています。つまり反対側の歯に負担がかかるということです。
またバネがかかる歯にはプラークがたまりやすく虫歯、歯周病のリスクが跳ね上がります。
つまり、再生できない組織への負担が大きいのです。
インプラントは手術が怖いイメージがあったり、事故も起こっているのが事実です。
ですが、現在はCTを撮影することにより3次元的に正確に骨の状態、神経の位置を把握することができます。その上で解析、シュミレーションをしっかり行い、適応症を見極めれば安全に行う事ができます。
もちろん大きな手術になり負担の大きな症例もあります。
ですが、条件がしっかり整った場合とても低リスクなミニマムな治療にもなりえるのです。
例えば両隣に歯が存在する状態(中間歯欠損)や初めて一本歯を失ってしまった時が主な適応症になることが多いです。
また、インプラントは入れ歯とコラボレーションすることもできます。
それぞれの長所を最大限生かして低侵襲で長期予後を見込める提案をさせていただけたら幸いです。
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 三井 誠
事前検査
皆さん、こんにちは。