ホームホワイトニングの時の食事
みなさんこんにちは。
たなか歯科クリニック 管理栄養士・受付の水野友梨です。
自分の結婚式が4月頭にあるので、白い歯で迎えたいと思い、再びホームホワイトニングを始めました。
ホームホワイトニングとは、自宅で歯を白くする方法です。
まず、歯科医院にご来院頂き、ご自身に合ったマウスピースを作ります。
そのマウスピースにホワイトニング剤を塗布して歯を白くしていきます。
効果が出るまでに時間はかかりますが、一度白くなると、白さが長持ちします。
ホームホワイトニングは、夜寝るときにマウスピースをはめるだけなので、
簡単なのですが、注意すべきことが食事で、これが結構大変です。
注意しなければいけないこととして、色のある食べ物や飲み物が飲めないことです。
なので、着色しやすい以下の食品はホワイトニング中は食べれません。
●ポリフェノールを含む食材
・コーヒー
・紅茶
・ウーロン茶
・緑茶
・赤ワイン
●アントシアニンを含む食材
・プルーン
・ぶどう
・いちご
・ブルーベリー
などのベリー類
●人口着色料を使用したもの
・カレー
・ビーフシチュー
・ジュース類
●その他
・醤油
・ソース類
・マスタード
・ケチャップ
これらを使わずに毎日の献立を継続して考えるのはなかなか大変です。
私は今まで毎朝カフェオレを飲んでいたのですが、ホワイトニング中はNGなので炭酸水に変えて飲んでいます。
最初のころは、コーヒーが飲みたい衝動に何度かかられましたが、我慢をして、だんだん慣れてきました。
仕事に持ってくる飲み物も、お茶ではなく水にしました。
これは、着色もつきずらいのでいいなと思いました。
しかし、色がつかない食事を考えるのが大変でした。
1日2日ならまだしも、ホワイトニングは何週間を日にちがかかるので、だんだん献立のネタがつきてきます…。
おみそ汁も、名古屋は赤味噌が有名で栄養もありますが、合わせみそを使っています。
あとは、スープも飲むとしたらコンソメスープなど透明のスープならOKなので、ポトフなどを作りました!
冬には大活躍のお鍋料理も、キムチ鍋が好きなのですが、あっさり塩ベースのお鍋の素を買って作ったりしていました。
なかなか大変ですが、イベントごとまで!という目標があるので続けて頑張ろうと思います。
たなか歯科クリニック
管理栄養士・受付 水野友梨
Jokanスクール 卒業
皆さまこんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の佐々木彩花です!
先日、Jokanスクールの学習発表会がありました。
歯科衛生士の堀部、美頭の3人での参加です。
堀部、美頭の発表はとても堂々としておりそんな姿がとてもうれしく思いました!!
他の受講生の発表も素晴らしくこんな歯科衛生の仲間がいるなんで心強いです。
さてJokanスクールとは歯科衛生士の卒後の研修グループとして、知識や技術そのほかたくさん学ぶことができるスクールです。
スクールに通い始めて一年がたち卒業前の学習発表がありましたのでその時の様子を報告いたします。
発表は自分たちが担当している患者様についてまとめたこと、Jokanスクール1年を通して学んだこと、また日々の診療、自分自身を見つめなおしたことについてお世話になった先生方や一緒に学んできた同期のみんな応援に駆けつけてきてくださった方々の前で発表しました。
私もある一人の患者様とかかわることで学んだことなど発表しました。
患者様のご協力や先生方のアドバイス、また院長やスタッフの支えもあり無事に終えられることができて今はとても安心と、やりきることができたとすっきりとした気持ちで迎えることができました。
スクールのなかで「なぜこの発表会をするのか?」ということについて、「この発表会の意味すること」も教えていただいたのですが、それは自分の仕事を記録に残すことができるようにするためです。
記録に残すことで、今まで気づかなかったことや見落としていたことがたくさん見えてきます。私も今回自分自身の仕事を見つめなおすことで課題点も見つかりました。また患者さんのことを見えているようで患者様のことがいかに見えていないのかを痛感させられました。
ここで学んだことや気づいたことを生かしていきたいです。
1年間技術面を磨くため通っていました。技術面の成長はもちろんありましたが、歯科衛生士として(一人の女性として)たくさん学ぶこともありました。
スクールの研修内容はけっして簡単なものではなかったですが、大変さを感じる一方で歯科衛生士の仕事のすごさをとても感じました。
この1年は上間校長先生や講師の先生、アシスタントの先生方の愛情に包まれ育てていただきましたが、卒業してからは自分自身でセルフチェックし自身で見つめ研鑽していこうとそう感じました。
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士 佐々木彩花
歯科今昔10
こんにちは。
・
お久し振りです。歯科医師の三浦です。
・
「歯痛の史」ジェイムズ・ウィンブラント著(2017年)では、現代アメリカ人口の約10パーセントは、歯の治療を異常にまで嫌がる歯医者恐怖症である、と述べられています。
・
歯を削る振動が嫌、かん高い音が嫌、水が口の中に出るのが嫌、歯医者独特の臭いが嫌、白衣が嫌、そもそも歯科医院という空間が嫌など、原因は様々あるかも知れません。
・
現代に限った話ではなく、例えば16世紀終わりのイングランド(及びアイルランド)に君臨した女王エリザベス1世も極度の歯医者嫌いでした。紅茶に砂糖を入れることが富の象徴であった時代、砂糖を毎日のように摂り続けた結果、女王の歯は彼女の口の中で崩壊を続け、昼夜の間断なく痛みを発し続けました。いよいよ抜歯しかなくなりましたが女王は強硬に反対します。そこで主治医はやむなく女王の目の前で、しぶしぶ自分の歯を抜き、抜歯は恐怖ではないと身を以て教えたのです。
・
さて、虫歯は歯に出来ます。放置すると歯の中で広がります。ここまでで治療を行えたならば、樹脂あるいは金属で治すことが出来るでしょう。しかし歯の中央には神経があり、ここに達してしまうことがあります。そうなると、炎症が波及してしまった神経を抜く必要が出て来ます。
・
もし神経を取る事態となったとき、必要な治療法があります。それは根管治療というものです。今では歯内治療学として確立されているこの治療方法がいつ成立したのか、はっきりしていません。1831年のイギリスの教科書や、同時期のアメリカではこの治療が見られるので、この時期までには成立していたと考えられます。
・
さて、根首治療はまず、虫歯を全部取るところから始めます。次に神経を取ります。神経は歯の根っこの先まで、細く細く伸びています。ここの内部も全て取る必要がありますが、この作業には時間と回数がかかります。
・
根っこの先まで消毒の道具を通す必要がありますが、管は細く、そして存在する場所もまちまちであることが多く、石灰化といってさらに細くなってしまっている場合があります。すんなりと先端まで届かないのです。
・
どうにか先端まで到達させても、根管治療はそこからがスタートです。道具で感染の及んだ神経を取り、感染が及んでいるその周囲歯質を削り、消毒効果のある薬剤を貼ります。この効果は1週間かけて、細菌の95パーセントを徐々に殺滅させます。虫歯のようにすぐさま取り除くことが出来ず、手順を多く踏まねばならない治療が、根管治療です。
・
▲根管治療に用いられる道具。針金のように細い。色の違いは太さの違いによるもの。1本右に行くごとに0.02mmもしくは0.05mm太くなる。
・
このように神経を抜くことはご自身にとっては極めてショックであると同時に、治療に多くの時間を要します。虫歯が神経に及んでしまう前に、お早めにお越しください。
・
たなか歯科クリニック 三浦
歯の寿命
抜歯について
みなさんこんにちは。
名古屋市千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師の飯嶋晴弥です。
3月になり、ようやく春の暖かさが訪れましたね。
男性のみなさんは、しっかりホワイトデーのお返しはしましたでしょうか?
たなか歯科のスタッフルームも男性ドクターからスタッフのみんなへお返しで、いろいろな種類のお菓子があふれています。
もちろん食べたあとはしっかり歯磨きしましょう。
3月のこの時期は出会いと別れの季節でもありますね。
新たな道に進む人、新生活が始まる人、また新しく入ってくる後輩。
それぞれが自分の目標に向かっていくのを見ていると自分も負けていられないな、とやる気がでてきますね。
今回は抜歯に関してお話ししたいと思います。
抜歯は、私たち歯科医師にとっても最終手段のようなもので心苦しいものですが、患者様にとっても大変ショックなことだと思います。
では、どんなときに抜歯を検討するのか。いくつか例をあげてみたいと思います。
① 虫歯が根の方に深く進行してしまっているとき。
歯は歯茎ではなく、骨に埋まっています。虫歯がその骨の下まで及んでいると、虫歯の治療自体が難しく、かぶせものによる治療も大変難しくなるため抜歯が検討されます。
② 重度の歯周病で歯がぐらぐらのとき。
歯周病が進行すると歯茎が下がっていき、歯が埋まっている骨も溶かしていきます。すると、歯は支えを失い、揺れてきます。歯の揺れを「動揺度」と呼んでいますが、この揺れが激しくなり、歯周病の治療をしても回復が見込めない歯に関しては抜歯が検討されます。
③ 歯の根が割れているとき。
根が割れているときや、ひびが入っているときは、そこから細菌が侵入し炎症を起こし、歯だけではなく歯茎にも炎症が波及し腫れてきたりします。この細菌を取り切るのは非常に難しく、割れた根を治すことも困難です。被せものをつくろうにも土台が割れていては難しいです。こういった理由から抜歯が検討されます。
④ 治療しても回復しないとき。
根の治療や、歯周病の治療をしても炎症がおさまらなかったり、悪化してしまったりすることがあります。こういった場合は最終手段として抜歯が検討されます。
こういった事態を防ぐために、正しい歯磨きの方法を身に着け日ごろから予防していくことや、定期検診で早めに虫歯をみつけ、早めにに治療していくことが大切になってきます。また、治療を途中でやめてしまわないよう一緒に頑張っていきましょう。
千種区たなか歯科クリニック
歯科医師 飯嶋晴弥