歯がザラザラしてる?
こんにちは!
名古屋市千種区たなか歯科クリニックの丸山です。
もうあっという間に12月ですね!少し早いけど良いお年を~と
あいさつすることも増えました☆
風邪をひかないよう温かくして過ごしてくださいね(*^_^*)
みなさん歯を舌で触った時にザラザラするとかんじたことはありませんか?
そのザラザラを放置しておくと危険かもしれません!
歯の表面がザラザラする原因とは
・歯垢(プラーク)、歯石がついている。
・歯の表面に傷がある。
・歯が欠けている。
歯垢(プラーク)・歯石がついている
歯垢は歯磨きの時に磨き残しがあると、歯の表面に付着するヌルヌルした物です。
この歯垢には細菌がたくさん繁殖しているのでむし歯や歯周病を引き起こす原因となり要注意です。
磨き残しがあるとザラザラとした感じが舌で触ると分かるのでしっかりと歯磨きすることが大切です。
歯石は歯垢が長時間、付着したままになると唾液により石灰化され硬くなった物です。
歯石は歯磨きでは落とすことが出来ませんので歯科医院でクリーニングが必要になります。
・歯の表面に傷がある
歯の表面に亀裂が入っているとザラザラと感じます。
強い圧力がかかったり、歯の表面の汚れを落とそうとして研磨剤が入っている歯磨き粉で強く継続的に
磨いたりすると傷がついてしまうことがあります。歯ブラシは優しくあてて、丁寧に磨きましょう。
・歯が欠けている
何らかの圧力で歯が欠けたり、虫歯によって小さな穴が開いたりしているとザラザラした感じになります。
初期のむし歯は削る量も少なく済むので早めに歯科医院で治療することをお勧めします。
同じ様にザラザラと感じる場合でも予防や改善方法は異なります。
誤った対処方法をしてしまう虫歯が悪化していく可能性もあるので注意が必要です。
原因は何なのか判断して、適切な対応をしていきましょう。
・頑張って歯磨きをしても歯ブラシが届かない場所や少しの磨き残しにより歯石が付着してしまいます。
普段の歯磨きと並行して定期的に歯科医院でクリーニングを受けましょう。
・歯の欠けは大きさにより変わってきますが、尖っている箇所を丸めるか
ひどく欠けている場合は欠けている箇所を補う必要があります。歯科医院へ行きましょう。
歯がザラザラする原因は様々ですが理由を突き止めて改善することが
大切なので舌で触ってザラザラすると感じたら早めに歯科医院を受診しましょう(^^)/
当院もクリスマス仕様に可愛くなっているので是非ご来院の際は
どんな飾りつけがしてあるのか見てくださいね~!
名古屋市千種区たなか歯科クリニック 丸山
CO(シーオー)を、虫歯にさせない!
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠です。
ところで、歯医者さんでの定期健診の時に、「CO(シーオー)」という言葉を耳にしたことがありませんか? COとは、歯科専門用語の略語で“Caries Obsevation”の頭文字をとったもの。日本語で言えば“要経過観察歯”となります。
虫歯は、その進行具合によってC1~C4に分けられ、COはその前の“0(ゼロ)”とも解釈できる初期段階です。
虫歯は、歯にいきなり穴が開いてしまうわけではありません。
まず虫歯の原因菌が歯に付着して 歯垢(プラーク)を作り、食物含まれる糖質を使って生み出された酸によって 歯の成分であるカルシウムやリンが溶け出す現象である 『脱灰』 が始まり、内部がスカスカの状態となってしまって やがて穴があいてしまうのです。
でも、この “穴が開く一歩手前” の段階であれば、削らずに自ら修復が可能なんです!
それが 『再石灰化』 という、唾液が持つ素晴らしい自然治癒メカニズム。
脱灰が進行しても、アルカリ性である唾液が 細菌の作り出した酸を中和して洗い流したり、唾液が歯の表層から失われたカルシウムやリンを補給して 結晶を新しく形成し、元の健康な状態に戻す現象です。
再石灰化を促進するためには、気をつけなければならない事があります。
何よりも、歯垢をブラッシングなどできれいに落とすこと。酸を生み出す歯垢が歯の表面に付着し続けていたら、常に歯が溶けていってしまいますよね。
そして、唾液が充分に潤って 歯の表面に接触するようにしておくこと.
また、フッ素を配合した歯みがき剤をうまく使用することなども大切です。フッ素には、「酸の産生を抑制する」「歯質を強化する」「再石灰化を促進する」能力があります。
なお、脱灰と再石灰化は 食事をする度に私たちのお口の中で繰り返し起っている現象であるため、私たちの生活(特に食生活)に大きく左右されます。
前述のように、歯の表面は食後には酸性の脱灰の領域に入ります。その後、唾液の緩衝作用により再石灰化の領域に戻ります。間食などの少ない、規則正しい食生活ですと、脱灰と再石灰化とのバランスがとれ、むし歯になりにくい環境が守れます。しかし不規則にダラダラと食べたり飲んだりする食生活では、再石灰化に比べて脱灰の時間がほぼ同じ、あるいは長くなってしまうので、むし歯が発生しやすい状態になります。
よって、セルフコントロールやメンテナンスが上手くいっていれば、COは再石灰化によって修復できるという事になります。
COは痛みなどの自覚症状がなく、見た目も健全歯とほとんど変わりません。見た目では、よーく見ると 歯の表層が白濁していたり、茶色っぽくなっていることが多いです。レントゲン撮影してみると、歯の内部で一部密度が低いため 小さな黒い影として写ります。
そこまで判別できるようなCOだと、しっかり修復されるまでには 半年から1年程かかると言われています。きちんと虫歯に進行せずに治っていっているか、定期健診の時にチェックしましょう♪
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
初めての方へ
すっかり寒くなり冬の始まりが感じられる季節になりました。早いもので今年も後一ヵ月ほど、本当に時の流れは早いですね。はじめまして歯科衛生士の高山です。名古屋市千種区のたなか歯科すクリニックのブログへようこそおいでくださいました。私たちのブログでは、患者様への最新情報や歯の健康に関する役立つ情報を発信しております。
今回のブログでは初めて来ていただける患者様へ少しでも緊張や不安を取り除くため初診時の流れをお伝えしたいと思います。
その前にまずは持ち物
・保険証又はマイナンバーカード
・現金。当院での保険治療ではカード類のご使用ができませんので現金のご準備をお願いしております
・お薬手帳又は服用中のお薬名がわかる物
当日の流れ
予約の10分前に来院をお願いしております。問診票の記入やカルテの作成を行います。
① 問診
まずは歯科衛生士によりお話をお伺いします。主訴の部位、症状、いつ頃からなど詳しく伺っております。
② レントゲン写真の撮影
パノラマと言われるお口全体のレントゲン写真を撮影します。デジタル撮影のため放射線量が少ない物になっております
③ お口の中の写真撮影
現状の把握、記録の為の写真です。この写真を参考に先生が治療計画を立てたり後日説明に使用したりします。なお撮影時に器具の保持をお手伝いすることがありますので、ご協力をお願いします。
④ 歯周病検査
病状の判断現状把握の為、歯周ポケットの測定、歯の動揺度の測定を行います。
⑤ 所見
先生により虫歯や治療済みの部位欠損部位など、お口の中の状態を確認します。
⑥ 診断、応急処置
当院では患者様一人ひとりに合わせた丁寧な診療を心がけており、後日お時間を取らせていただき最適な治療をして行きます。当日治療をご希望の方へは向かいかもしれませんが、トータル的に治療計画を立て、長期的なお口の健康維持を目指した治療を行なっています。
この様な流れで行っていきますが、状況により②〜⑤が前後する場合がございます。
お時間は1時間+α。他の患者様との兼ね合いによりお待たせすることがございます。お時間に十分な余裕を持ってお越しくださるようお願いします。
なお2023年11月現在、土曜日受診ご希望の方が大変混み合っておりご希望にそえないことがございます。詳しくはスタッフまでお問合せください。
ご予約はお電話又はwebにて承っております。
スタッフ一同お待ちしております。
名古屋市千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 高山
フッ素の働きについて
こんにちは、名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の関谷です。
みなさんはフッ素という言葉はよく耳にすると思いますが、実際にどんな働きをしているのかご存じですか?今日は虫歯を防ぐフッ素の役割についてお話します!
フッ素の効果は大きく分けて3つあります。
① 脱灰抑制作用
お口の中の主に砂糖などの食べかすをエサに、虫歯菌が酸を放出します。この酸によって、歯のカルシウムやリン酸が溶け出すことを脱灰といいます。
みなさんが食事をするたびに、脱灰が起きています。脱灰が進むとどんどん歯がもろくなり、歯に穴が空いて虫歯になってしまいます。フッ素を歯に取り込むことで、歯の表面を覆うエナメル質を酸に溶けにくい性質に変え、虫歯になりにくい強い歯にします。
② 再石灰化の促進
再石灰化とは、脱灰により唾液中に溶けたカルシウムやリン酸を補給し、修復することをいいます。脱灰すると歯の成分が溶け出した状態になり、再石灰化が遅いと虫歯になりやすくなってしまいます。フッ素は、唾液中に溶けだしているミネラルが歯に沈着することを促すことで再石灰化を助けます。フッ素を塗布することで、歯の再石灰化が促進され初期の虫歯が修復しやすくなります。
③ 虫歯菌の働きを弱める
お口の中の虫歯菌は、飲食物に含まれる糖分から酸を作りだします。その酸が歯を溶かすことで歯に穴が空き、虫歯になってしまいます。フッ素には、この虫歯菌を抑制し、歯を溶かしてしまう酸の量を抑制する働きがあります。
フッ素を塗って一番効果の高い年齢は新しい歯が生えてくる時期です。具体的には乳歯の場合生後6カ月頃から2歳半頃まで、永久歯の場合は6歳から15歳頃までです。生えたての歯は質がまだ弱く、虫歯に非常にかかりやすくなっているため、この時期は積極的にフッ素を塗ってくださいね!また、大人の方は歯周病や年齢とともに歯茎が下がって歯の根の部分が露出してきます。歯の根の部分はエナメル質に覆われておらず、虫歯に対する抵抗性が低く、歯の上の部分よりも虫歯の進行が早いので、フッ素の使用が大切です。
歯が生えてから2歳までは、フッ素濃度1000ppmまでの歯磨き粉を1~3㎜程度、3~5歳までは1000ppmの歯磨き粉を5㎜程度、6歳以上は1500ppmの歯磨き粉を1~2㎝程度つけて使用してください。歯磨き後のうがいは10~15mlの水で1回すすいでください!口の中により多くのフッ素が残り、虫歯予防に効果的に働きます。何度もすすいでしまうとフッ素成分が流れ出してしまうので注意してくださいね!
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士関谷
歯ぎしりと食いしばり
こんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の川元です!最近は急に気温も下がって寒くなってきましたね。急な寒暖差で体調を崩しやすい時期ですがみなさんしっかり暖かくして体調管理しっかりしていきましょう!今回は歯ぎしりと食いしばりについて説明していきます。
みなさんは歯ぎしりや食いしばりをしている自覚はありますか?全くしてない!って方もいらっしゃるかもしれませんが、朝起きた時に何故か顎が疲れているなぁって思うことはありませんか?もしかすると、寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをして顎に負担がかかっているかもしれません!
では、何故歯ぎしりをしてしまうのでしょうか。
まず、歯ぎしりは浅い睡眠の時にしてしまうのです。なので、「飲酒」や「カフェインの摂取」も原因の1つになります。そして、1番の原因は「ストレス」です。日常生活の変化や疲れなどで日々蓄積されているストレスを発散させる一手段として歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。
その他に、歯並びや噛み合わせが悪い場合も噛み合わせを調整しようと歯ぎしりをしている可能性があります。
歯ぎしり、食いしばりをしていると歯が削れて染みる症状が出たり、最悪な場合歯が折れてしまう場合もあります。そして力からのストレスによって歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしていき、歯周病のリスクも上がります。補綴物が入っている歯だと負担がかかり補綴物が外れてしまう可能性もあります。また、顎に負担がかかるため顎関節症など別の症状を引き起こす可能性もあります。
~治療方法~
歯ぎしり食いしばりを治すのはなかなか難しいことです。対症療法の1つとしてマウスピース(スプリント)を使うというものがあります。マウスピースを使うメリットとして「筋肉の緊張緩和」「顎関節症予防」があります。そしてマウスピースは基本的に夜に装着するため食事や仕事といった日常生活に支障が出にくいのも大きなメリットです。
他に、日常生活で食いしばらないようにしようと意識することも大切です。
また歯並びや噛み合わせの問題になると矯正も治療方法の1つになります。
~最後に~
このように、歯ぎしり食いしばりによって口腔内の症状だけではなく顎関節症など別のところにまで症状が出てきてしまうこともあります。そうなる前に日中は食いしばらないようにしようと意識をしてみたり夜寝る時はマウスピースを使ってみるのも良いかもしれません。もし、マウスピースを使ってみようかな、興味があるなという方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください!
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士 川元