麻酔の種類ってなにがある?
皆さんこんにちは!千種区にあります、たなか歯科クリニック歯科医師の木方です。
ゴールデンウィークも終わり5月半ばになり、段々と気温も上がってきましたね。ただまだ朝晩は少し肌寒いので出かける際は体温調節しやすい方がいいかもですね。
さて今日は、歯医者で治療の際に使う麻酔について、書いていこうと思います。一口に麻酔と言っても種類が幾つかあり、それぞれ治療の内容や麻酔を聴かせたい場所などで使い分けます。
虫歯治療や根っこの治療など一般の歯科治療でよく使われるものとしては、表面麻酔、浸潤麻酔、伝達麻酔などが挙げられます。歯科医院によっては、歯科治療恐怖症の方に笑気ガスを使う選択肢もあります。やや専門的な外科処置やインプラントを行っている歯科医院では静脈内鎮静を行うこともあります。大学病院など大きい病院の口腔外科などでは全身麻酔を行っています。
次にそれぞれの麻酔について解説していきたいと思います。
表面麻酔:文字通り粘膜の表面を麻痺させる為の麻酔になります。液状のものやゲル状のものなどがあります。これを行うことで麻酔の針が刺さる瞬間の痛みを軽減させることが可能です。
浸潤麻酔:歯科治療を行う際に最も使用される麻酔になります。通常、歯は骨の中に埋まっています。そのため歯に麻酔を効かせようと思うと歯肉に麻酔し、その液が骨内に浸透していき歯に麻酔を効かせていきます。その為、麻酔が効くかどうかは、骨の密度や厚さに影響を受けます。特に下顎の奥歯付近は骨が分厚く密度もあるため、浸潤麻酔だけでは効果を十分に得られないことがあります。
伝達麻酔:下顎の歯の神経はもともと一つの神経からそれぞれの歯に分岐しています。その分岐する前の大元の神経に麻酔を効かせる方法です。麻酔の聞いている時間が長く浸潤麻酔よりも麻酔範囲が広く効きも強いです。親知らずの抜歯や下顎の奥歯の治療の際に使います。
笑気吸入鎮静法:笑気ガスを鼻から吸うことでリラックスしながら治療を受けることができます。全身麻酔と違い意識はあります。
静脈内鎮静法:点滴で薬を入れることで意識が半分ない眠りかけのような状態になります。笑気ガスよりもさらに鎮静効果が得られます。インプラントや親知らずの抜歯などの治療時に使うことがあります。
全身麻酔:薬剤で完全に意識を無くした状態で治療を行います。親知らずの抜歯、顎骨嚢胞の摘出、矯正の骨切りなどの際に使うことが多いです。完全に意識がなくなるため寝て目が覚めたら治療は終わっています。入院が必要な場合があります。
今日は麻酔について書かせていただきました。わからないことがあればお気軽にお尋ねください。
名古屋市千種区覚王山通 医療法人TDCたなか歯科クリニック 歯科医師 木方奨
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