矯正治療ってなに??
こんにちは。たなか歯科クリニックの歯科医師、岡島多翔幸です。
本日のブログでは、矯正治療についてお話ししたいと思います。
矯正治療って、歯に装置をつける治療で、歯が綺麗になるってことは分かるけど、「具体的に矯正治療ってどんなことをやるの??」、「子供の矯正と成人の矯正ってやることが違うの??」、「治療の期間はどのくらいなの??」、色々疑問に思いますよね。
まず、矯正治療は、1期治療と2期治療、保定治療という流れがあります。
1期治療は、主に子どもの治療で、顎の骨の成長をコントロールするものです。歯科医院での治療に協力してくれるようになる4歳くらいから可能で、第2大臼歯が生える12歳くらいまでの治療となります。
大人の歯(永久歯)がすべて生え揃ったら、2期治療の開始となります。1期治療で大まかに並べた歯を綺麗なアーチになるように、歯を細かく並べていきます。成人矯正がこの2期治療にあたるので、成人になられてからの矯正は、1期治療がなく、2期治療から開始となります。
写真のようなブラケットと呼ばれるボタンを歯につけ、ニッケルチタンやステンレス製の針金を使って歯を並べることがスタンダードな治療となります(下の画像ではブラケットは金属のものですが、当院では白いブラケットを採用しております)。
1期治療と2期治療を終えると保定治療にうつります。保定治療というのは、簡単に言うと、矯正治療を終えた後、後戻りをしないための治療で、歯に取り外しの装置をつけたり、歯の裏に針金をつけたりします(右の犬歯から左の犬歯につけることが多いです)。矯正治療が終わった後、「やった!綺麗に並んだ!はいおしまい!」と保定治療をサボってしまうと、せっかく綺麗に並んだ歯並びが台無しになってしまいます。
次に、各々の治療期間についてお話しします。とは言うものの、期間については個人差が大きいので、厳密にお答えすることは難しいのですが、1期治療は「治療を始めてから12歳まで」、2期治療は2年程度とされることが多いです。保定治療の期間は、「矯正治療と同じ期間」、「治療期間の半分」、「5年程度」、「半永久的、生涯に渡って」など様々な意見があるのですが、取り外しの装置の場合、最低2年はつけて徐々につけている時間を短くしていくことが多いように感じます。
また、矯正にはこれらの治療の他にもマウスピース矯正や舌側矯正といったものがあります。あまりスタンダードな治療ではありませんが、症例によっては、可能となることがあります。
矯正治療をすることによって歯並びが綺麗になると笑顔も素敵になります。また綺麗な歯並びは、審美的な意義だけではなく、機能的な意義もあり、噛み合わせの改善にもつかながります。
矯正治療に興味がおありの患者様は当院の矯正無料相談をご利用ください。
たなか歯科クリニック
岡島多翔幸
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