知覚過敏はどうしておこるの?
千種区覚王山の皆様こんにちは、たなか歯科クリニックの長谷川です。
10月だというのにまだ半袖で過ごせるような気温が続いたとおもったら、朝夕は肌寒く体調を崩しやすい時期ですね、お体ご自愛ください。
今回は知覚過敏についてお話しします。冷たいものを食べるとキーンとする、甘いものを食べるとずきっとするなど歯がしみる症状辛いですよね、私もアイスをたべるといつも悩まされます。知覚過敏というと、歯がしみるだけなのでほっておいても大丈夫、単なる一瞬の痛みと思われがちですが実は虫歯などの初期の痛みと似ているため油断できない症状なのです。
では知覚過敏はどのようにおこるのでしょうか。知覚過敏は歯の外側を覆っている硬いエナメル質が欠けたり割れたり、削れたりすることによって刺激が神経に伝わって起きる症状です。また、すっぱいものの過剰摂取で酸蝕症になったりして歯が壊れているときも起きる症状にもなります。しみる症状は、エナメル質が失われあらわになった象牙質から神経への伝達でおこります。たとえば歯ぎしりによる歯の咬耗や欠け、強いゴシゴシ磨きの摩耗、歯磨き不足、スポーツ飲料やイオン飲料のこまめな摂取、歯周病で歯茎がやせてむき出しになった歯根や古い詰め物の周りの欠け、ヒビなどがある大人の歯はエナメル質が欠けたり、溶ける原因になり知覚過敏が起こりやすいといえます。象牙質はポツポツとパイプ状に穴があいているのでここから神経のほうへ刺激が伝わります。
ただし、象牙質がむき出しになっていてもしみない方もいます。これは象牙質の表面にスメア層という層ができたり、唾液の成分などが再石灰化し沈着したり、歯の成分でパイプ状の穴が細くなったりふさがったりするからです。スメア層とは、歯の細かな破片などが歯の表層や象牙質のパイプ状の穴の周辺に沈着したもので、再石灰化層とは唾液に溶け出した歯の成分が再び結晶化して歯の表面に戻ったものなどといいます。知覚過敏をなくすには、日常の生活で知覚過敏のリスクを見つけてスメア層や再石灰化層を取り戻すことをはじめるようにしましょう。軽い知覚過敏なら習慣や癖をなおしたり必要な対策をうつだけで自然に治る場合も多いです。
ただ、知覚過敏はさまざまな歯の病気の初期症状にそっくりで気がつかないうちに歯が痛んでいることもあるので、日常生活の改善をしてみても痛みが続くようであれば一度歯科医院を受診されてみてはいかがでしょうか。
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