甘い=幸せの仕組みとは?

甘い=幸せの仕組みとは?

千種区の皆様こんにちは!
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の佐々木彩花です。
もうすぐクリスマスですね!


千種区の皆様はどんなクリスマスをすごされますか?
クリスマスといえば甘―いクリスマスケーキを食べる方もいらっしゃるかもしれませんが
甘いお砂糖は虫歯菌の大好物です。甘いものをダラダラ食べ続けると虫歯のリスクが高まりますね。でも、甘いもの食べると何でこんなに幸せになれるんだろう?
そこで「甘い」=「しあわせ」のしくみを調べてみました。

食べ物を味わう「味覚」は、「味の分子の特性を感知する感覚」で、味を認識するとともに、快く感じたり、不快に感じたりといった感情を伴います。これはどんなしくみなのでしょうか。

口の中には、舌を中心に「味蕾(みらい)」という味を感知する器官があり、この味蕾は「味細胞」という細胞から成り立っています。味蕾にある味細胞が食べ物の味の分子をキャッチすると、味細胞とつながっている「味神経」が電気信号を発信し、情報が脳に伝達されます。脳には、味覚だけでなく嗅覚や触覚(食感など)による情報も伝達され、それぞれが脳を刺激することで味を認識し、感情をもたらします。
味覚は、「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うまみ」の5種類に分けられます。そのなかで甘味は、脳内の心地よさを感じる部分を刺激し、「β-エンドルフィン」というホルモンを分泌させます。β―エンドルフィンは、ストレスをやわらげ、心身をリラックスさせる作用や、快感をもたらす作用があるホルモンです。甘いものを食べると喜びを得られるのには、このようなしくみが働いています。

実は人は甘味を感じる味覚を先天的に持っていて、赤ちゃんはミルクの甘味(乳糖)をおいしいと感じ、好んで求めます。甘味は「おいしい味」の代表的な存在ですが、これには糖が身体に必要なエネルギー源であることが関係し、「おいしい」と感じることで摂取を促進しています。反対に、酸味は食べ物が腐っているときの味として警戒されたり、苦味が毒や害のある味として避けられたりするのは、人間の本能で自己防衛の一種と言えるでしょう。

エネルギーを消費すると、体がエネルギーを必要とし、甘味を欲します。「疲れたときに甘いものを食べたくなる」という現象には理由があるんですね。

さて、虫歯お話にもどします。
虫歯の原因として挙げられるのは、以下の4つです。
•食べものに含まれる「糖」
•口の中にいる「虫歯菌」
•歯の周りに酸が停滞する「時間」
•人それぞれ歯と唾液の「質」

歯垢のもととなる「グルカン」というネバネバした物質は、糖の中でも主に砂糖をもとにして作られるため、砂糖の虫歯への関わりは否めません。しかし、ごはんやパンなどのでんぷんに含まれる糖もまた、唾液に含まれる酵素で分解され「麦芽糖」という糖になり、虫歯への関わりが見られるため、甘いものでなくても虫歯の原因になるという認識も大切です。

さらに重要なのは、「虫歯の4つの原因すべてがそろわなければ、虫歯にはならない」ということです。体のエネルギー源である糖質の摂取をなくすことはできませんし、また、虫歯菌を完全に除去することもできません。そのため食後に口をすすぐ、歯を磨くなどして、歯の周りに発生した酸が滞留する時間を短くすることが大切です。
ですから美味しいケーキを食べた後にはしっかり歯磨きをしましょうね!

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 佐々木彩花

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