歯周病治療ってどんなことするの?

歯周病治療ってどんなことするの?

みなさんこんにちは!医療法人TDCたなか歯科クリニック歯科衛生士の小栗沙紀です。

今日は私たち歯科衛生士が行なっている歯周病治療についてお話をしたいなと思います。

歯周病はかつて歯槽膿漏と言われていた病気で、歯を支えている歯茎や骨(歯槽骨)が破壊される病気です。

歯周病菌は酸素を嫌う性質なので歯と歯茎の間のせま〜い隙間(歯周ポケット)の奥へ奥へと入り込み悪さをしていきます。
この細菌と戦うために体は兵隊(白血球)を出します。ここで白血球が勝てば良いのですが、体が弱っていたり、菌の量が多かったりすると白血球では対処できなくなり司令塔(免疫細胞)が歯槽骨に歯周病菌から逃げるように指令をだし、骨が破壊され、歯がグラグラするなどといった症状が出てきます。
そして何と言ってもこわいのがその破壊されてしまった骨は戻すことができないんです。恐ろしいですよね…
それ以上破壊されないようにコントロールをしていかなければなりません。

このこわ〜い歯周病、治療には通院も必要ですが、患者さんの参加なしには治りません。

一番の治療はみなさんがお家でする”ハミガキ”なんです。

①ハミガキ指導
歯周病の治療はまずハミガキ指導から入ります。
ハミガキ指導なんて面倒かと思うかもしれません。今さら必要?とも思うかもしれません。
が、きちんと磨けていない状態で治療をしてもまた自宅に帰って磨けていなければ一向に状態は改善しません。それに歯茎が腫れていたままでの歯石除去は痛みが出やすいですし、歯茎からの出血により歯石が見づらくなり歯石除去の妨げになります。

まずは出血のない炎症が引いた状態の歯茎にするために歯周ポケットに菌が入っていかないよう歯と歯茎の境目を毎日綺麗に磨きましょう。

これが歯周病治療の第一歩です。

②歯石除去
歯茎が落ち着いてきたらいよいよ歯石の除去をして行きます。歯石は硬くはにこびりついていますので歯ブラシでは取れません。私たち歯科衛生士の出番です。歯石は軽石のような構造をしていて、中が穴ぼこだらけです。細菌の住みかになってしまいますのでしっかり除去して行きます。
スケーラーという専用の器具で歯石をはじいて行きます。

③再評価
歯石を取り終えたら歯を支えている組織の状態が落ち着いているか再度確認します。ここで歯石の取り残しなど見つかればもう一度歯石除去をします。

④メインテナンス
長い治療が終わりました。お疲れ様です(^^)
でもここで終わりではありません。ここからがスタートです。
またハミガキを怠れば簡単に元通り。
再発しないように定期的にクリーニングを受けましょう!

簡単な説明ではありますが歯周病治療はこのように進めて行きます。
日本では30歳以上の方の80%が歯周病にかかっているとも言われています。
心配な方はぜひ歯科の受診をしてください!

千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 小栗沙紀

名古屋市 千種区 覚王山で歯医者・歯科医院をお探しの方はたなか歯科クリニックにご相談ください。

インプラント・親知らず治療・虫歯治療・歯周病治療・矯正歯科・小児矯正歯科・審美歯科・予防歯科などの治療に対応しております。

所在地 〒464-0841 名古屋市千種区覚王山通9-18 覚王山センタービル2階
電話番号 052-757-5600
診療時間 9:00~13:00 / 14:30~18:00
休診日 木・日・祝
アクセス 名古屋市営地下鉄 東山線 「覚王山駅」より徒歩1分

新着記事一覧

Pick up contents

ページトップへ