歯って何色??

歯って何色??

こんにちは、たなか歯科クリニックの歯科医師の岡島多翔幸です。
突然ですが、皆様は、歯は何色だと思いますか。
白…でしょうか。
一般的に大人の歯は黄色、乳歯は青みがかった白色と言われることもありますが、実は、歯はとても複雑な色をしています。
本日のブログでは、歯の色についてお話したいと思います。
歯の色を考えるとき、色の3つの要素が関係してきます。
それは、色相、彩度、明度です。
色相とは、色の種類のことで、赤だとか、青だとか、緑、黄色といったもののことです。歯には、次のような色があります。
A系(reddish-brown):赤みかがった茶色
B系(reddish-yellow):赤みかがった黄色
C系(gray):灰色
D系(reddish-gray):赤みかがった灰色
次は、彩度です。これは、色の濃さのことです。
色を塗り重ねていくと深みが出て濃くなりますよね。濃い色は、より彩度が高い色となります。
最後に、明度。これは、文字通り、明るさのことです。
これらの要素を使って、歯の色は、B1、A1、B2、D2、A2、C1、C2、D3、A3…といった感じで表現します。
アルファベットは、先に述べた色相を、また、数字は彩度を表し、数が上がれば、より濃くなります。
そして、この順に色が暗くなっていきます。先頭のB1は、とても明るい色です。
日本人は、歯の表層にあるエナメル質が、比較的薄いこともあり、内層の象牙質の色が顔を出しやすいと言われています。
象牙質は、オレンジ、黄色系統の色のため、日本人の歯は、この系統が多いと言えます。
私たちの歯科医療では、A2やA3がポピュラーなカラーとなるのは、これが所以です。
皆様が、ホワイトニングやセラミック修復をされた際は、これらの表現と出会うかもしれません。
たなか歯科クリニック
岡島多翔幸

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