子供の歯を守ろう!

子供の歯を守ろう!

皆さんは子供の機嫌が悪いと、静かにしてもらうためになにをしますか?

飴やグミを何個も与えていませんか?

また、水分補給といって常にジュースを与えていませんか?

このように、時間を決めずいつでもどこでもおやつやジュースを与えていると、口の中が虫歯になりやすい環境になってしまいます。

そこで、大切なのが・・・

①おやつは「15時!」と時間を決める。

②水分補給はお水やお茶にする。

③1回で食べきる量を決め、ダラダラ食べをしない。(ダイエットとしても大切かも!)

 

次に子供の歯を磨く時のポイントについてお話していきます。

皆さんのお子様は上手にお口を開けてくれますか?

泣いてなかなか磨かせてくれない…と困っている方も多いのではないでしょうか?

「虫歯にさせたくない」と毎日必死になっていませんか?

まず、歯磨き時間は怖い時間、嫌な時間と思わせないことが大切です。

そのため、「歯に触ることに慣れてもらう」ところからスタートしましょう。

歯がはえ始めたら、いきなり歯ブラシではなく、ガーゼを使います。

ガーゼを指に巻き付けて、赤ちゃんのほっぺたや口の周りをなでながら、歯の汚れを拭き取りましょう。

それに慣れたら、少しずつ仕上げ用の歯ブラシを使っていきましょう。

 

<痛くない磨き方>

①力加減に要注意!

赤ちゃんはまだまだ繊細です。

1度痛い事をされると2度と上手にやらせてくれません。

自分の歯を磨く時と同じ力では強いと感じてしまうので優しくしてあげましょう。

 

②歯茎を指で固定する。

赤ちゃんはじっとしていられません。

動いた時に歯ブラシが歯茎に当たってしまうと痛い思いをさせてしまいます。

そこで歯茎に指1本で大丈夫なので固定指を置き、歯と歯茎の境目をきれいにしてあげましょう。

 

③歯磨き時間は1~2分程度にする。

長い時間をかけてきれいにしたいという気持ちは分かります。

しかし赤ちゃんはそんなに長い時間やらせてくれません。

無理にやると嫌がって、次からやらせてくれなくなってしまうので注意しましょう。

 

以上のことに注意したからと言って毎回うまくいくわけではありません。

少しの機嫌でやらなくなってしまうのが赤ちゃんです。

どうしても嫌がってやらせてくれない時は、無理せず湯冷ましを飲ませるのも良いと思います。

 

毎日のご飯や睡眠と同じように、歯磨きも小さいころからの習慣が将来に大きく関わってくるのです。

赤ちゃんのころの歯磨きは親の大切な仕事の一環になると思います。

また小さいころから歯医者に通い、家族全員で虫歯を予防していきましょう。

 

歯科衛生士 常川怜奈

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