口内炎って放っておいても大丈夫?
皆さんこんにちは!千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の島田 実果です。
疲れているときや風邪をひいたとき、口内炎がよくできる方がいらっしゃると思います。
口内炎ができたら、たいていすぐに治るからいいやと放っておく方も多いでしょう。確かに、いわゆる口内炎であれば1~2週間で放っておいても治りますが、そうでない場合もあるので要注意です。
まず、口内炎とは口唇・舌・頬・歯肉などの口の粘膜に起こる炎症を総称して「口内炎」と呼びます。口内炎にはいくつか種類があり、アフタ性・ 細菌性・ウイルス性などいろいろあり、症状や原因も様々です。皆さんが「口内炎」と思っているもので一番多いのは「アフタ性口内炎」です。
このアフタ性口内炎の特徴として発生頻度が高く、全人口の約20%の人が経験しているといわれています。
口内炎は2〜10mmほどで表面は黄白色の苔で覆われ、周りには発赤した領域が見られます。通常、痕を残すことなく1~2週間で治癒しますが、再発を繰り返します。20~30歳代の若い方に多く、高齢者では減少します。男女差はありません。
口内炎の発症には、口の中を誤って噛んでしまったり、体力の低下やストレス、ビタミンなどの栄養不足、アレルギーやウイルス感染など様々な要因が関わるとされていますが、詳細は不明です。
治療としては、疼痛を抑えるためにステロイド軟膏や貼付薬が処方されます。市販でも口内炎に効くとされている薬が売られています。最近では、レーザーで治療する病院も増えています。ただ、口内炎は「体調のバロメーター」といわれていますので、体調管理によってある程度の予防や軽減ができます。
1.睡眠時間を十分にとる
2.ストレスや疲れをためないようにする
3.ビタミンB群を多く含む栄養バランスのとれた食事を心がける
→その中でも、ビタミンB2、ビタミンB6は、口内炎に効果的と言われています。ビタミンB2を多く含むのは、うなぎ・青魚・海藻など の海産物や、牛・豚・鳥のレバー、納豆や卵・乳製品などにも多く含まれています。ビタミンB6を多く含むのは、ビタミンB2同様、
牛・豚・鳥のレバー、他にもバナナやにんにく・マグロ・カツオ・鳥のささみなどにも多く含まれています。
また、肌や粘膜を保護する働きのあるビタミンA、全身の抵抗力をアップさせるビタミンC、鉄、亜鉛などのミネラルも合わせて摂取す ると効果的です。
4.口の中を清潔に保つ
→乾燥していると細菌が繁殖しやすくなるので、水分補給とうがいもこまめに行いましょう。
5.アルコールやたばこ、刺激物は控える
特に注意していただきたいのは、口内炎でも皮膚疾患やまれにガンである場合があるので口の中であちこちと治りにくい口内炎ができた場合や、口内炎の下にしこりを伴い何カ月も治らないものなどは、早めに歯科医院で診てもらいましょう。
たなか歯科クリニック
歯科医師 島田 実果
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インプラント・親知らず治療・虫歯治療・歯周病治療・矯正歯科・小児矯正歯科・審美歯科・予防歯科などの治療に対応しております。
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