スポーツ中のアクシデント
皆さん、こんにちは!たなか歯科クリニック歯科医師の木方です。
最近は、段々と気温が下がってきて、秋らしくなってきましたね。秋といえば、食欲の秋、読書の秋、行楽の秋、スポーツの秋と色々な楽しみ方がありますね。皆さんは、どの楽しみ方が一番お好きですか?
今回、僕がお話しさせていただくのは、スポーツの秋ということで歯をけがした時の対応についてです。スポーツ中や体育の授業中、衝突や転倒、物がぶつかったなどして怪我をされたことがある方は少なくないと思います。そんな時、不運にも歯が抜けてしまうことがあります。そんな時どうするか順番に説明していきます。
①状態の確認
まずは、落ち着いて状況を確認しましょう。顔や頭をぶつけている、めまいや吐き気がある、口が開かない、不自然な動きがあると いった症状があるときは、まず病院を受診しましょう。特にめまいや吐き気がある場合は脳神経外科のある病院を、口が開かない場合 は顎の骨が折れている可能性もあるので口腔外科のある病院を受診するようにしてください。
②止血する
出血が見られる場合はガーゼを噛んで圧迫してください。圧迫することで止血効果が得られます。
③歯をきれいにする。
歯に泥や砂がついている場合は弱い水流で洗い流します。この時大切なことが歯についている歯根膜を傷つけないことです。歯根膜 が歯に残っていることで歯を口腔内に戻せる確率が上がります。ですから汚れているからといって、抜けた歯をゴシゴシ洗ったり、洗 剤や消毒液を使うことはやめましょう。
④歯を保存する。
歯科医院に行くまでに、歯が乾燥してしまうと歯を戻せる可能性が下がってしまいます。歯を乾燥させないために抜けた歯は専用の 保存液につけてください。保存液がない場合、牛乳や生理食塩水につけてください。それもない場合、口の中(頬の内側や舌の下)か 水道水につけてください。ただし、口の中に入れる場合飲み込んだりしないように十分気を付けてください。
保存液のタイムリミット
専用の保存液(4℃で保存した場合):約24時間
牛乳:約6時間
口腔内・生理食塩水:約1時間
水道水:30分以内
保存できる時間はあくまでも目安であり歯の状態によっても変わってきますので受傷後はなるべく早く歯科医院を受診してください。早ければ早いほど大切な歯を保存できる可能性が上がります。
スポーツする際は怪我には十分気を付けて、楽しみましょう。
千種区たなか歯科クリニック 歯科医師 木方 奨
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