スポーツドリンクを味方にしよう!
皆さんこんにちは!名古屋市千種区にあります、たなか歯科クリニック歯科医師の木方です。東京オリンピック日本メダルラッシュですね!まだまだメダル取れそうな競技もたくさん残っているので、これからも頑張ってほしいですね!僕は今回のオリンピックの中では野球が一番好きなのでぜひ金メダルを取って欲しいです!
さて今回は、スポーツの時に必要なものひとつのスポーツドリンクについて書かせていただきます。スポーツドリンクは、熱中症予防、脱水症予防、疲労回復にとても効果があり、暑い夏を乗り切るためには必要になってきます。しかし、飲みすぎると歯にはよくありません。今日はなぜよくないのかについて説明します。
運動の際に汗をかくことにより、水分とミネラルを失います。ミネラルの中でもナトリウムが一番多く他には、カリウム、カルシウム、マグネシウムがあります。それらを補うためには、スポーツドリンクが欠かせません。また、スポーツドリンクには運動で溜まった乳酸を分解するのに必要なクエン酸や糖が入っています。それにより、疲労回復に役立ちます。しかし、歯には酸と糖は虫歯のリスクや酸蝕症のリスクがあります。
スポーツドリンクの酸性度はpH3.5と高い数値になっています。水や牛乳はpH7前後で普段の口腔内の酸性度もだいたいこのくらいになります。そして、歯のエナメル質が溶け出す酸性度はpH5.5以下からになります。飲み物だとビールがpH4くらいです。スポーツドリンクと近い酸性度のものとしては、グレープフルーツやレモンジュースといえばイメージしやすいと思います!
酸により歯を守っている表面のエナメル質が溶かされてしまいます。すると、エナメル質の厚みが減ります。さらに、運動中は唾液が減り、口腔内の自浄作用が減り、汚れが停滞します。スポーツドリンクの中に入っている糖により、細菌の活動が活発になります。その結果、虫歯リスクが上がります。
虫歯のリスクを減らすためにスポーツドリンクを飲んだ後は、一口水を飲んだり、口をすすいだり、対策は必要になってきます。
最初にも言いましたが、暑い夏を乗り切るためにはスポーツドリンクはとてもいい飲み物です。ですので、飲まないのではなく、適切な飲み方が重要になってきます。
暑さにも虫歯にも負けないように夏を乗り切りましょう!
名古屋市千種区覚王山通 医療法人TDCたなか歯科クリニック 歯科医師 木方奨
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