シーラントは入れて終わりではありません!
こんにちは千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です。
今日から11月がスタートですね。秋も一段と深まり、日だまり恋しい季節となってきました。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
私が通勤する道には銀杏の木がたくさん並んでいてだんだんと紅葉がきれいになってきました。通勤時間の朝夕はとても寒気が身にしみるようになりました。
みなさんも寒さ対策をしっかりして体調には気をつけてくださいね(^^)♪
今回のブログではシーラントについてお話しさせていただこうと思います。
生えはじめの歯の深い溝を物理的に封鎖する予防処置をシーラントと呼びます。正式には「フィッシャーシーラント」といいます。Fissure(亀裂や溝)seai(封鎖)ant(するもの)というのが名前の由来です。
溝の形は十人十色で、とても深くなっている人もいれば、すこし凹んでいるだけの人もいます。溝が浅いタイプの方は歯ブラシが十分届くためシーラントは不要です。溝が深いのは奥歯だけでなく上の前歯の裏側の溝が深い方もいます。
溝の深い部分にはブラシの毛先が届かないため食べかすや細菌が入り込まないようにシーラントをしておけると虫歯になることをさけることができます。虫歯になったところを削ってレジンで詰めるのと違い、虫歯になる前からなりそうなところをふさいでおくため歯を削らなくてすみます。シーラントは歯を削らないでできる予防処置です。いまの子どもたちに虫歯が減ってきているのもひとつはこのシーラントのおかげだと思います。
しかしシーラントは入れて終わりではありません。歯の詰め物をいれた時と同じように、その後の経過をみていく必要があります。シーラントは噛んでいるうちに一部がはがれ落ちたりすることがあり、そのままにしておくとプラークがたまりそこが虫歯になることがあります。そのため定期検診でチェックしていく必要があり、はがれ落ちてきている場合はシーラントを補充していきます。
またシーラントは溝の部分だけになるので「シーラントしたから虫歯にはもうならないから安心!」というものではありません。歯と歯のあいだにできる虫歯は非常に多いです。そのためフロスをしっかり行う必要があります。またフッ素も併用していくと予防効果がたかまります。
そしてシーラントは12歳臼歯にも溝が深いことが多いため必要となることが多いです。12歳臼歯は個人差はありますが中学1〜2年生のころに生えてきます。中学生になると部活動や勉強が忙しく歯医者の受診が極端に減ってきてしまいます。そのため1番奥の歯が虫歯にやられてきてしまう方が多いです。ぜひ続けて検診の受診をして、必要な時にシーラントをして虫歯を予防していきましょう♪
シーラントは乳歯からできるので小さいころから一緒に予防に取り組んでいきましょう(^^)
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛南実
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