虫歯予防の強い味方!
千種区のみなさんこんにちは!
たなか歯科クリニック歯科衛生士の奥田です。
明日はバレンタインデーですね。チョコをあげたり、もらったり…
わたしはチョコが大好きなので毎年自分へのご褒美としてこの時期はたくさんチョコを食べてしまいます。
おいしくたべるためにも歯磨きしっかり行い、虫歯予防していきましょうね!
虫歯予防の一つといえば、小さいお子さんによくおこなう「シーラント」というものがあります。耳にしたことあるかたもいらっしゃると思います。
まずシーラントとは、奥歯のかみ合わせの部分は溝があります。溝の部分にプラーク(細菌のかたまり)がたまりやすく、虫歯になるリスクが高いです。
また人によっては、溝が深く、溝の奥まで歯ブラシの毛先を届かせるのは難しいです。
シーラントは、その溝を樹脂で埋めることで、歯ブラシの届かない部分にプラークがたまるのを防ぎ、虫歯を予防する処置です。
シーラントは、フッ素と並び子供の虫歯予防の強い味方です。18年連続で日本一12歳児の虫歯が少ない新潟県(学校保健統計調査より)でも、「フッ素洗口とシーラント」が積極的に利用されています。
シーラントを行うタイミングとしては、奥の永久歯(大人の歯)が生え始めたころが目安です。生えたばかりの永久歯は、背が低くまだしっかり萌出しきってないため磨きにくいです。そのため、初期虫歯になりやすい特徴があります。そこでシーラントをすることによって未然に防ぐことができます。
シーラントのデメリットは、外れる可能性があります。
永久的に溝を埋めるものではないので、大人になる前にとれてしまう場合もあります。
定期健診を受けていただいてチェックしていく必要があります。
必要であればその都度処置を施していきます。
また、お口を一定時間開けていられるお子さんが対象になります。
シーラントは、防湿して行わなければいけません。唾液が入ってしまうと樹脂が歯の表面にくっついてくれません。なので、一定時間お口を開いててもらう必要があります。
しかし、シーラントはあくまで予防処置なので無理に押さえつけて行う必要はありません。
歯医者に慣れていないお子さんは、フッ素塗布を定期的に行うことで虫歯予防につながります。
シーラントを入れる必要がないと考えられるケースもあります。
・奥歯の溝が浅い
・奥歯に溝があっても、しっかり磨けているのでプラークがたまっていない
・ほかの歯に虫歯や詰め物がない
・間食の頻度をはじめ、虫歯になりにくい食生活をしている
・フッ素配合の歯磨き剤を毎回使っている
歯の成熟を考慮して判断される場合もあります。歯は、生え始めてから数年かけて成熟していきます。細菌がつくる酸などによりお口のなかの成分が溶け出す「脱灰」と唾液の作用でその成分が戻る「再石灰化」の繰り返しで結晶が硬くなっていきます。
シーラントで覆われた歯の表面は、唾液との接触が遮断されるため、歯の成熟が遅くなります。歯の溝がそれほど深くなく、お口の環境も考慮してシーラントが不要と判断する場合もあります。
お子さんのお口の状態は、それぞれ違いますので一度歯医者で診てもらうことをおすすめしております。
千種区覚王山たなか歯科クリニック 歯科衛生士 奥田眞由
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