感染対策に唾液の力が大切!
こんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です(^^)
少しずつ涼しくなり始めて、気温の低下によって空気の乾燥する季節になってきました。加湿器を利用するなど、空気が乾燥しない室内環境を作ることが大切ですね。
お口の中も多くの人が日常的にマスクをするようになった今、マスクの内側が蒸れる一方で、水分補給や会話が減り、うるおいが減りがちになっています。
“うるおい=唾液”に注目して唾液に含まれる抗菌物質・IgAについて今回のブログでお話ししようと思います。
唾液に焦点を当て、どうやって唾液に含まれるIgA(抗菌物質)を増やし、患者さん健康を守っていくかを考えたいと思います。
唾液には多くの抗菌物質が含まれており、外部からやってきた細菌やウイルスが体内で悪さをしないよう守ってくれます。そんな抗菌物質のなかでも、今もっとも注目されているのがIgA(免疫グロブリンA)なのです。IgAは、口腔内に細菌やウイルスが侵入するとすぐに取り囲み、粘膜に付着するのを邪魔します。病気の感染を防ぐ、まるでお口の門番のような存在です。そしてすごいのは守備範囲の広さで、普通の抗菌物質が特定のウイルス・細菌にしか働きかけないのに対し、IgAはどんな種類の異物にも作用します。常にウイルスと共存している私たちにとって、心強い味方なのです。
しかし残念なことに、唾液の総量が減れば含まれるIgAの量も減少します。唾液中のIgA濃度が低いと風邪を引きやすくなるというデータも出ています。そうならないために、今は普段以上に意識して唾液を増やし、口腔内をうるおしておくことが大切です。
ではラクで簡単に唾液を増やすには?
それは「噛む」ことです!
噛むとう行為によって、唾液腺が効果的に刺激され、IgAがたくさん分泌されることがわかっています。普段私たちが自然に行っているこの噛むという行為にちょっとした工夫を加えるだけで、唾液の分泌は増加するのです。
『さまざまな“噛む”方法』
・薄味で調理する
薄味で調理るすと、脳が味を確かめようとして噛む回数が増えます。塩分や糖分を取り過ぎることなく、より健康にもつながります。
・加熱時間を工夫する
野菜の場合、噛み応えがあるのはやはり生野菜。一方、魚や肉は加熱すると硬くなり、長時間煮込んだりすれば柔らかくなります。噛む回数を考えて素材に合わせて加熱時間を工夫するのも良いかと思います。
・食材を大きめに切る
大きいものを食べると飲み込めるサイズになるまで噛むので必然的に咀嚼回数がアップします。
・噛むごたえのある食材を選ぶ
硬い食材はもちろん、繊維質の多い野菜や弾力のあるこんにゃく、油揚げなども咀嚼回数を増やすことにつながります。おつまみにはさきいかやたくわん、おやつにはレーズン、ドライフルーツなどがオススメです。
・ガムを噛む
噛み始めの一番美味しいときに唾液がジュワッとたくさん出ます。ガムの味が薄くなってもずっと噛んでいられるので長時間唾液を出し続けることができます。マスクをしながら噛める点でも今の時期オススメです。キシリトール100%であれば虫歯予防にも効果的です。
新型コロナウイルスで不安な時期が続くなか、感染予防にはマスク、手洗いうがいだけでなく、唾液の力も大切です!お口の健康状態を守るためにも唾液はとても重要な役割を果たしています。
当院では唾液検査も行なっております。興味のある方はスタッフまでお声掛けください。
10月はハロウィンのイベントも行っています!ご来院お待ちしております(^^)
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛 南実
名古屋市 千種区 覚王山で歯医者・歯科医院をお探しの方はたなか歯科クリニックにご相談ください。
インプラント・親知らず治療・虫歯治療・歯周病治療・矯正歯科・小児矯正歯科・審美歯科・予防歯科などの治療に対応しております。
所在地 | 〒464-0841 名古屋市千種区覚王山通9-18 覚王山センタービル2階 |
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電話番号 | 052-757-5600 |
診療時間 | 9:00~13:00 / 14:30~18:00 |
休診日 | 木・日・祝 |
アクセス | 名古屋市営地下鉄 東山線 「覚王山駅」より徒歩1分 |
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