夏に気をつけたいお口のトラブルと予防方法

夏に気をつけたいお口のトラブルと予防方法

こんにちは名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です。

暑い夏が近づいてきていますね。この季節は皆さんが楽しい思い出を作る一方で、お口の健康にも気を配る必要があります。そこで今回は、夏に特に気をつけたいお口のトラブルと予防方法についてご紹介します。
まずは、熱中症対策と口臭予防です。夏の暑い日には、水分補給を十分に行いましょう。水分不足は口の中の唾液の量が減少し、口臭の原因になることがあります。また、暑い季節は汗をかく機会も多くなるため、口臭予防のためには歯磨きやうがいをしっかり行うことが大切です。
次に、プールや海での遊泳に関する注意点です。水中では唾液の分泌が減少し、酸素供給も制限されます。そのため、プールや海で長時間遊泳する場合は、歯や歯茎の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。遊泳後は、しっかりと水分を摂り、歯磨きやうがいを行いましょう。
さらに、夏のおやつについても注意が必要です。アイスクリームや冷たい飲み物は夏の楽しみですが、冷たいものを一度に口に入れると、一時的に歯の神経に刺激が与えられることがあります。その結果、歯のしみや過敏性が引き起こされることがあります。冷たいものを摂る際は、少しずつ口に入れるか、飲み物をストローで飲むなどの工夫をしてください。
最後に、夏休みを迎える子どもたちのためのお知らせです。夏休みは子どもたちがお菓子を食べる機会も増えるため、虫歯予防には特に気を付けましょう。歯磨きの習慣を忘れずに、定期的な検診を受けることが大切です。
子どもの虫歯予防についてもう少し詳しくポイントをお話しさせていただきます。
<正しい歯磨きの習慣を身につけましょう>
子どもには、早い段階から正しい歯磨きの習慣を教えることが大切です。乳歯が生え始めたら、柔らかい歯ブラシを使って優しく歯を磨きましょう。また、フッ素入りの歯磨き粉を適量使用することや、フッ素の洗口液を使用する子が虫歯予防に効果的です。
<食生活に気を配りましょう>
子どもの食事は、虫歯の予防に大きな影響を与えます。砂糖や甘いおやつの摂取を控えることや、定期的な食事を摂ることが重要です。また、お菓子やジュースは食後に摂るようにし、食後はすぐに歯磨きをする習慣を持ちましょう。
<正しい飲み物の選択をしましょう>
子どもが飲む飲み物も虫歯予防には重要です。砂糖が多く含まれるジュースや炭酸飲料はできるだけ避け、水を積極的に飲ませましょう。特に寝る前の飲み物は、水だけにするか歯磨きをする前に飲むようにしましょう。
<定期的な歯科検診を受けましょう>
子どもの歯科検診は、虫歯の早期発見や予防に非常に重要です。定期的な検診によって、お口の健康状態を把握し、問題があれば早めに対処することができます。
夏休みにぜひ検診に来ていただけたらと思います。

夏は楽しい季節ですが、お口の健康にも注意を払いましょう。

千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛 南実

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