初期虫歯はなおるの?

初期虫歯はなおるの?

皆様こんにちは。
先週に引き続き本日も三輪がブログを投稿します♪
前回は虫歯の進行具合について書きました。
その中で歯に穴があいておらず初期の虫歯で治療の必要がないCO(シーオー)という段階がありましたよね。
穴があいていなく、自覚症状もないのにどうやって見つけるかのお話をしたいと思います。
虫歯というと黒色のイメージをお持ちの方も多くいらっしゃると思いますが、初期虫歯の色は黒ではないんです!
健康な歯の透明感が消え、白く濁ったような見た目をしています。
この白濁を見つけるにはまず歯の上についている汚れ(プラーク)をしっかりと除去する必要があります。
そして風をかけて歯をしっかり乾燥させて観察する必要があります。
また歯と歯の間の虫歯は目だけではみえないので、その場合はレントゲン撮影をしてチェックしたりもします。

治療の必要はないとお話しましたがほっておくと穴があいてしまいます!
ではどうしたら初期虫歯はなおるのでしょうか?
穴があいてしまった虫歯は虫歯を削って詰め物をするしか手がありませんが、初期虫歯の場合はフッ素をうまく使うことによって治すことができるんです♪
フッ素は唾液の中に存在すると再石灰化のスピードをはやめる働きがあります。
虫歯は脱灰の速さが再石灰化の速さを上回ってしまうためにできるので、フッ素により再石灰化のスピードをあげてあげることで、歯が修復されていくのです!
フッ素は虫歯の予防だけでなく、治療にも有効なんですね。
ただしただフッ素をつかっていれば治るわけでなく、適切に使わなければ意味がありません。
適切にフッ素を使うためにはいくつかポイントがります。
1、正しいブラッシング法
 歯ブラシは歯の汚れをおとすだけでなく、歯磨き粉にはいっているフッ素を歯に供給することもできるのです。
 しかし正しい磨き方をしていなければせっかく磨いてもフッ素が歯に取り込まれないことがあるので、ブラッシング法は 重要です。
2、食生活
 だらだら食べや飲みは口の中に甘い物がずっと停滞している状態になるためよくありません。
 時間や回数をきめてたべるようにしましょう。
3、メインテナンス
 初期虫歯をみつけるのは歯医者さんでしかできません。
 なので検診でしっかりメインテナンスをうけていただくことをお勧めします。
なにかご質問などありましたらお気軽にどうぞ♪

たなか歯科クリニック
歯科医師 三輪万里子

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