医院ブログ

ブリッジについて

こんにちは、名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の関谷です。
今回はブリッジについてお話します!
ブリッジとは、抜歯した歯の機能を補うための治療方法の一つで、橋のように両側の歯を支えとして人工の歯を固定する治療になります。
ブリッジを装着することで失った歯を補えるため、噛み合わせや見た目を改善することが出来ます。

〇構造
ブリッジは主に三つの部分から構成されます。
失われた歯の代わりになるポンティック(義歯部分)と、それを支えるための支台歯(天然の歯)、そして支台歯に被せるクラウン(冠)によって構成されています。
支台歯のクラウンにより、ブリッジ全体が固定されるため安定性が高く、義歯と比べて違和感なく使用できます。
基本的にブリッジ治療は保険診療で行えますが、クラウンの材質によっては自費のものになります。
クラウンの材質によって審美性や機能性が異なるので、ブリッジを作製するときにご説明させていただきます!

〇メリット
1歯科のブリッジ治療は、歯を削ることはありますが、インプラント治療のように骨を削ったり歯茎を切るなどの外科手術をせずに治療することできます。

2インプラント治療などと比較して治療期間が短く、費用も比較的抑えることができます。

3取り外し可能な義歯に比べて装着感が自然で、噛み合わせや見た目の改善にも優れています。固定されているため、普段の食事や会話も違和感なく行うことができます!

4ブリッジ治療はインプラント治療とは異なり、比較的簡単にメインテナンスすることが可能になります。

〇デメリット
1ブリッジ治療を行うには、支台歯となる隣在歯が健康な歯であっても削る必要があります。

2ブリッジ治療はブリッジを被せてある支台歯の負担が大きくなり、負担がかかりすぎると支えている歯が割れて、その歯を抜かなければいけないこともあります。

ブリッジを長持ちさせるためには、日常の歯磨きなどの手入れが重要になります!
ブリッジの下部には汚れが溜まりやすいため、通常の歯磨きに加え歯間ブラシや、フロス部分がフワフワになっているスーパーフロスで丁寧に清掃することが大切になってきます。
特にポンティック部分の下に食べかすが溜まりやすいため、清潔に保たないと支台歯が虫歯になったり、歯茎に炎症が起きるなど歯周病のリスクも高くなります。
歯周病が進行すると歯を支える骨が溶けてしまい、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。そうなるとブリッジを維持することが出来なくなってしまうので、お家でのセルフケアも頑張ってくださいね!


千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士関谷

インプラントってどんなもの?

皆さんこんにちは!たなか歯科クリニック歯科衛生士の川元です。11月になり今年も残すところ2か月程になりましたね。今年も最後まで皆さんとお口の健康を一緒に守れるように頑張りたいと思います!

皆さんはインプラントって聞いたことはあると思います。「外科治療で大変そう」「骨にネジを埋める治療」「高い」など色々なイメージがあると思います。今日はインプラントのメリットとデメリットについてお話したいと思います。

インプラントのメリット
1.自分の歯と同じように噛める
インプラントをすることによって自分の歯と同じような感覚で噛めるようになります。自分の歯を失い入れ歯にした場合、浮いてる感じや間にものが挟まってしっかりと噛めないと悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、インプラントは失った自分の歯根の代わりに人工歯根を埋め込みそれを土台とし人工歯を取り付けるため天然歯と同じような感覚で噛めるようになります。
2.審美的な印象
インプラントは見た目の美しさも兼ね備えているのもメリットの1つです。
保険適用の差し歯だとどうしても色味が不自然になってしまったり入れ歯の場合だと笑った時に金具が見えてしまうケースもあります。一方インプラントはセラミックやジルコニアという材質が使われることが多く天然歯と同じような美しい歯を手に入れることが出来ます。
3.他の歯に負担をかけない
これはインプラントの一番のメリットになります。歯を失うとそこを補うために入れ歯やブリッジを選択した場合健康な歯を削らなければいけなかったり、バネや橋渡しにする事で負担が大きくなります。一方インプラントは独立した治療が可能になるため他の歯への負担をかけずに治療することが出来ます。

インプラントのデメリット
1.治療費が高額
インプラントは保険外適用になる為一般的な治療に比べると治療費が高額になります。また治療後はインプラントのメインテナンスが必須になりそれも保険外適用になるためその分の料金がかかる事を把握しておいた方が良いでしょう。
2.治療期間が長い
インプラントをするには抜歯をしてから治癒するまでの時間、人工歯根が埋められる骨が出来るまでの時間など経過観察の期間もみなければいけません。その為インプラントの人工歯を取り付けるまでに半年から1年はかかる場合があります。
3.感染症のリスクがある。
インプラントは人工物のため虫歯にはなりませんが、インプラント歯周炎という病気にはなってしまいます。歯周炎になってしまうと人工歯根を支えていた骨を溶かしインプラントを喪失させてしまうケースもあります。
インプラントを長持ちさせるためには定期的なメインテナンスとお家でのセルフケアが大切になります。

インプラントは打って終わりではなくその後のメインテナンスも重要になりますがいつまでも自分の歯と同じように食べたり話したりすることが出来るものです。インプラントをお考えの方はいつでもご相談ください。

名古屋市千種区 たなか歯科クリニック 歯科衛生士川元

歯周病の影響と早期発見の重要性

こんにちは!名古屋市千種区 たなか歯科クリニックの冨里です。
今日は、「歯周病」についてお話しします(^^
この病気は、口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも影響を
及ぼすことがありますが、ご存知でしょうか?

1. 歯周病がもたらす影響
最近の研究によりますと、歯周病は心疾患や糖尿病、さらには妊娠中の合併症とも
関係があることが示されています。具体的には、歯周病にかかっている方は心筋梗塞や
脳卒中のリスクが高まる可能性があります。これは、歯周病によって体内に炎症が広がり、
血管に影響を与えるからです。この炎症は、全身の血流に影響を及ぼし、血管の健康を損なう原因となります。
さらに、妊婦の方にとっては、歯周病が早産や低体重児出産のリスクを
高める可能性があることも報告されています。妊娠中はホルモンのバランスが変わり、
歯周病が悪化しやすい状況にあります。このように、口腔内の健康が妊娠や出産に影響を与えることは、
妊婦さんやその家族にとって非常に重要です。

2. 早期発見の大切さ
このように、歯周病は見逃せない病気です。初期段階では、歯茎が赤く腫れたり、出血したりすることがありますが、
これを放置すると症状が進行してしまう恐れがあります。進行すると、歯が抜け落ちたり、さらなる感染症を
引き起こす可能性もあります。そのため、定期的な歯科検診が非常に重要です。
自己診断では気づきにくい初期の症状を見逃さないためにも、定期的なチェックが欠かせません。
さらに歯科衛生士によるクリーニングは、日常の歯磨きでは落としきれない歯石やプラークを除去し、
健康な口腔環境を維持する手助けとなります。ご自身の口の健康を守るために、ぜひ検診を受けてみてください。

3. 予防策と日常ケア
歯周病を予防するためには、日常的な口腔ケアが欠かせません。正しい歯磨きやフロスの使用、
そしてバランスの取れた食生活が非常に重要です。特に、ビタミンCが豊富な果物や野菜は、
歯茎の健康を保つために役立ちます。ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、歯茎の強化に寄与します。
また、タバコの喫煙も歯周病のリスクを高めますので、喫煙されている方は
禁煙を考えてみることをお勧めいたします。喫煙は免疫機能を低下させ、
感染症に対する抵抗力を弱めるため、歯周病が悪化しやすくなります。

歯周病は、口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも影響を与える可能性があります。
早期発見と予防が重要であり、定期的な歯科検診や日常的なケアを見直すことが必要です。
寒くなってきましたのでお体に気を付けてお過ごしください。
皆さんの健康を守るために、今一度口腔ケアを見直してみましょう(^^

名古屋市千種区 たなか歯科クリニック 冨里

人体ってすごい!抜歯後の治癒

こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠です。

あの凄まじい猛暑が過ぎ、すごしやすい気温になってきましたね。10月になって、院内もハロウィン一色! あちこちに可愛いオバケや魔女たちが飾られています♪

はい。ところで、今回は 『歯を抜いた後の治癒のしかた』 というお話です。

凄いと思いませんか? かつて、歯が存在した場所。それが、抜いてしばらくすると 穴が埋まり、そこに何事もなかったかの様に キレイな歯茎に治ってしまう!!☆☆☆
人体の他の部位では、ここまでの大きな欠損が しっかり自然治癒する事ってありませんよね! 当たり前のことの様ですが、人体のもつ神秘的な素晴らしさだと思うのです。

その治癒過程を解説しますと、

① 抜歯した当日、血餅ができる
   抜歯窩(歯を抜いた後の凹み)に流れ出した血液がゼリー状に固まり、“血餅(血の塊)”で満たされます。血餅はカサブタの役割を果たし、露出した骨を覆い守ってくれます。

② 1週間後、肉芽組織に変わる
   血餅は、周りの骨から血管が入り込み、やがて肉の塊のような “肉芽組織” に変化していきます。

③ 2~3週間後、骨が再生し始める
   肉芽組織は、経過とともに線維化して、段々 “線維性結合組織” になり、幼若ながら骨が再生していきます。

④ 1~3ヶ月後、抜歯窩が歯肉で覆われる
   それまで徐々に埋まりつつあった凹みが、歯肉でほぼ覆われます。これで表面的な治癒は完了しますが、内部の骨はまだ成長中です。

⑤ 半年~1年後、抜歯窩の内部まで成熟した緻密骨ができ、治癒終了
   完全に歯肉・骨の治癒が完了。レントゲン撮影をしても、抜歯の痕跡が分からないくらいに回復します。

……と、いう経過で治っていきます。

先ほどの「なぜ、歯を抜いた痕は、これほど綺麗に治るのか?」という答えは、「抜歯窩という、血餅ができやすい骨に囲われた凹み」という特殊な状況がポイントとなるのです!
治癒過程にとって、これほど好条件な所はありませんものね♪

そして、最後にもう一つ。
治癒のメカニズムを考えると お気づきでしょうが、『抜歯後の治りを良くするためには、抜歯窩に血餅をしっかり作る』 のが大切なことですよね。血餅は、いわば絆創膏であり、歯茎や骨をつくりだす卵ですから。
よって、抜歯後に気をつけていただきたいのが、「抜いた所をいじり過ぎない」 「抜歯当日に強くうがいをし過ぎない」です。せっかくの血餅が取れる要因となってしまいます。
もし、血餅が正常にできず、骨が露出したまま感染を起こしてしまうと “ドライソケット” と呼ばれる炎症を起こしてしまい、抜歯後の痛みが長引いてしまっては大変です(>_<)
たとえ、食べ物が詰まってしまっても大丈夫♪ 体はそれが異物であると、ちゃんと分かっています。組織が治ってくるにしたがって、きちんと排出されますからご安心を♪

千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠

デンタルフロス

皆さんこんにちは!
たなか歯科クリニック歯科衛生士の高山です。
すっかり涼しくなってきた10月、いかがお過ごしでしょうか?
いよいよ食欲の秋です。美味しい物をしっかり食べられるように歯の健康を維持したいですね。

さて、今回のブログでは前回の歯間ブラシに引き続きデンタルフロスについてお話ししたいと思います。
毎日きちんと歯みがきをしていても、実は歯みがきだけでは歯の汚れや歯垢をきれいに取り除くことはできません。歯と歯の間には、歯ブラシが届かないのです!
デンタルフロスは、歯垢のたまりやすい歯と歯の間をきれいに掃除する救世主なのです!しかし、正しい使い方ができていないと歯垢が落としきれないため、せっかくデンタルフロスを使っても、むし歯になってしまうということになります。
では、デンタルフロスを「正しく使う」ためにはどうすれば良いのか?という疑問にお答えします。

デンタルフロスの種類

・ホルダータイプ(糸ようじ)
持ち手がついているタイプで使いやすいのが特徴です。
ホルダーの形には種類があり、F字型は前歯用、Y字型は奥歯用となっています。
初心者の方にオススメです。

・ダブルフロスタイプ
プラスチック棒の両端にデンタルフロスが付いているタイプです。
片方は上顎用、もう片方は下顎用といった使い方ができます。

・糸巻きタイプ
リールに巻かれた糸を切って使うタイプです。
糸には、太さや弾力の違うものがあり、自分にあった糸を選ぶことができます。
また、糸にワックスが付いているものもあります。
詰め物が入っている部分は引っ掛けないよう横から引き抜く事ができます。
ただ使用方法が難しく慣れるまで練習が必要な方もいらっしゃいます。

ブリッジ・インプラント用フロス
ブリッジの欠損歯部分(ダミー)、インプラント部、矯正装置部などに使用します。
片側が硬めの素材でできていて歯間から横に入れる事ができるためブリッジに適しています。中間部分はスポンジ状になっているため清掃効果が高くインプラント部などにもお勧めです。

デンタルフロス(ホルダータイプ)の使い方

■デンタルフロスの持ち方
ホルダータイプのデンタルフロスは、持ち手の前方をつまむように持つのがコツです。持ち手の後方を持ってしまうと動きが大きくなり、歯ぐきを傷つける可能性があるので注意してください。
■デンタルフロスの動かし方
【1】
デンタルフロスを歯と歯の間に当てます。いきなり力まかせに入れるのではなく、デンタルフロスを横に動かしながら、歯と歯の間にゆっくりと入れていきます。
ゆっくりと入れることで歯ぐきを傷つけることなくお使い頂けます。
【2】
デンタルフロスを歯の側面に当てて上下に動かします。歯ぐきに近い歯の根元まで入れて、歯垢をこそぎ取るように3~5回ほど上下に動かします。片方の側面を掃除し終えたら、もう片方も同じように掃除します。
【3】
デンタルフロスを歯の間から抜き出す時は、横に動かしながらゆっくり抜き出します。

デンタルフロスはいつするの?
デンタルフロスをやるタイミングは夜寝る前、歯磨き前に行います。歯に詰まった物を取り除いてから歯磨きをした方が綺麗なりますし、磨いた後は面倒になってしまう事もあります。歯磨き粉に入っているフッ素こ効果を高めるためにも先に行うといいです。また、食べカスが詰まりやすい方は毎食後の使用をお勧めしています。

毎日患者さんと向き合っていると、デンタルフロスを使用しているのに染め出ししてみると汚れが残っている方がいらっしゃいます。
ただ入れているだけで、しっかりと歯面に沿わせてない事が多いようです。少し意識して行うだけでもプラークの取れ方が変わります。
それから、「指導を受けてすぐはやっていたがいつの間にかやらなくなってしまった。」
と言う方も、習慣化するのはなかなか難しいものでが、虫歯予防にとっても大切です。毎日続けるようにしましょう!
たなか歯科クリニックでは患者さん一人一人に合った使い方を指導させていただいております。
ご気軽にご相談くださいね。
たなか歯科クリニック 歯科衛生士高山

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