デンタルフロス

デンタルフロス

皆さんこんにちは!
たなか歯科クリニック歯科衛生士の高山です。
すっかり涼しくなってきた10月、いかがお過ごしでしょうか?
いよいよ食欲の秋です。美味しい物をしっかり食べられるように歯の健康を維持したいですね。

さて、今回のブログでは前回の歯間ブラシに引き続きデンタルフロスについてお話ししたいと思います。
毎日きちんと歯みがきをしていても、実は歯みがきだけでは歯の汚れや歯垢をきれいに取り除くことはできません。歯と歯の間には、歯ブラシが届かないのです!
デンタルフロスは、歯垢のたまりやすい歯と歯の間をきれいに掃除する救世主なのです!しかし、正しい使い方ができていないと歯垢が落としきれないため、せっかくデンタルフロスを使っても、むし歯になってしまうということになります。
では、デンタルフロスを「正しく使う」ためにはどうすれば良いのか?という疑問にお答えします。

デンタルフロスの種類

・ホルダータイプ(糸ようじ)
持ち手がついているタイプで使いやすいのが特徴です。
ホルダーの形には種類があり、F字型は前歯用、Y字型は奥歯用となっています。
初心者の方にオススメです。

・ダブルフロスタイプ
プラスチック棒の両端にデンタルフロスが付いているタイプです。
片方は上顎用、もう片方は下顎用といった使い方ができます。

・糸巻きタイプ
リールに巻かれた糸を切って使うタイプです。
糸には、太さや弾力の違うものがあり、自分にあった糸を選ぶことができます。
また、糸にワックスが付いているものもあります。
詰め物が入っている部分は引っ掛けないよう横から引き抜く事ができます。
ただ使用方法が難しく慣れるまで練習が必要な方もいらっしゃいます。

ブリッジ・インプラント用フロス
ブリッジの欠損歯部分(ダミー)、インプラント部、矯正装置部などに使用します。
片側が硬めの素材でできていて歯間から横に入れる事ができるためブリッジに適しています。中間部分はスポンジ状になっているため清掃効果が高くインプラント部などにもお勧めです。

デンタルフロス(ホルダータイプ)の使い方

■デンタルフロスの持ち方
ホルダータイプのデンタルフロスは、持ち手の前方をつまむように持つのがコツです。持ち手の後方を持ってしまうと動きが大きくなり、歯ぐきを傷つける可能性があるので注意してください。
■デンタルフロスの動かし方
【1】
デンタルフロスを歯と歯の間に当てます。いきなり力まかせに入れるのではなく、デンタルフロスを横に動かしながら、歯と歯の間にゆっくりと入れていきます。
ゆっくりと入れることで歯ぐきを傷つけることなくお使い頂けます。
【2】
デンタルフロスを歯の側面に当てて上下に動かします。歯ぐきに近い歯の根元まで入れて、歯垢をこそぎ取るように3~5回ほど上下に動かします。片方の側面を掃除し終えたら、もう片方も同じように掃除します。
【3】
デンタルフロスを歯の間から抜き出す時は、横に動かしながらゆっくり抜き出します。

デンタルフロスはいつするの?
デンタルフロスをやるタイミングは夜寝る前、歯磨き前に行います。歯に詰まった物を取り除いてから歯磨きをした方が綺麗なりますし、磨いた後は面倒になってしまう事もあります。歯磨き粉に入っているフッ素こ効果を高めるためにも先に行うといいです。また、食べカスが詰まりやすい方は毎食後の使用をお勧めしています。

毎日患者さんと向き合っていると、デンタルフロスを使用しているのに染め出ししてみると汚れが残っている方がいらっしゃいます。
ただ入れているだけで、しっかりと歯面に沿わせてない事が多いようです。少し意識して行うだけでもプラークの取れ方が変わります。
それから、「指導を受けてすぐはやっていたがいつの間にかやらなくなってしまった。」
と言う方も、習慣化するのはなかなか難しいものでが、虫歯予防にとっても大切です。毎日続けるようにしましょう!
たなか歯科クリニックでは患者さん一人一人に合った使い方を指導させていただいております。
ご気軽にご相談くださいね。
たなか歯科クリニック 歯科衛生士高山

レントゲン写真について

こんにちは、名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の関谷です。
だんだん涼しくなってきて、過ごしやすい季節になってきましたね!

今回はレントゲン写真についてお話します。
レントゲン写真は、歯や顎の状態を確認するための重要な診断方法です。
歯科の治療する領域は、お口の中を見ただけではわからない歯の中や骨の中にも及びます。
虫歯などは歯の中で広がっていき、表面からは気づけないこともあります。
レントゲン写真は目視では確認できない部分を映し出すことが出来るため、歯や骨の構造、異常の有無を正確に把握するのに欠かせないものになります。

<レントゲン写真の種類>
歯科で使う主なレントゲン写真には、パノラマX線写真・デンタル・CTの3種類があります。

〇パノラマX線写真は、全体の歯列や顎の状態を1枚の画像で把握することが出来ます。歯の成長状態や大人の歯への交換、親知らずの位置確認、顎関節の異常を確認する際に有効です。

〇デンタルは、個々の歯やその周囲の骨構造を詳しくみるために使用され、虫歯や歯周病の検出に適しています。また、歯と歯の間や被せ物の隙間をパノラマX線写真より鮮明に映し出すことが出来ます。

〇CTは、二次元的な画像のパノラマX線写真とは違い、三次元的な画像で顎骨の細部まで確認できるため、インプラント治療などの高度な診断や治療計画に用いられています。

レントゲン写真を撮影する時に被曝量を気にされる方もいらっしゃると思います。
実は、私たちが日常生活を送るだけでも放射線を常に浴びています。歯科のレントゲン写真の放射線量は非常に低く、自然に浴びている放射線と比べるとかなり低い被曝量になります!
また、撮影時には患者さんの被曝量を最小限に抑えるため、防護エプロンを使用します。歯科用のレントゲン写真は、従来のフィルム方式からデジタル方式に移行しており、放射線量が大幅に低減されています。

歯科レントゲン写真は歯や顎骨の内部を詳細に確認することが出来ます。歯と歯の間や被せ物と歯の境目の虫歯はお口の中を見ても気づきにくいため、レントゲンを撮ることで発見することができます!
また、レントゲンを撮ることで歯を支える骨の状態も確認することが出来るので、歯周病による骨の損失状況なども確認することが出来ます。

当院では1年に1回レントゲン写真でのチェックをおすすめしています。
定期的にチェックを受け、お口の中の健康を維持していきましょう!

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士関谷

虫歯予防

みなさんこんにちは!名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の川元です。10月になり涼しくなってきましたね。過ごしやすくなりましたが、温度変化に身体がついていかず疲れやすかったり体調を崩しやすい時期です。無理せず健康に過ごしましょう!

さて、今回は虫歯予防についてお話したいと思います。みなさんしっかりメインテナンスに通ってお家でも1日3回歯磨きして歯間ブラシやフロスも使っているのに検診の度に小さな虫歯が見つかってしまうなんてことありませんか?
歯磨きをいつも頑張っているのに虫歯が見つかると少し悲しい気持ちになりますよね。そういう方は他に原因があるのかもしれません。

1.食事習慣
・普段どんなものを好んで飲食していますか?
・食事の回数は1日何回ですか?
・間食はしますか?また、何回しますか?
むし歯を誘発しやすい食べ物・飲み物としてお口の中に残りやすい粘着性の高いものがあります。また糖濃度の高い食べ物はむし歯菌による酸産生やむし歯の進行を増長させるため注意が必要です。具体的には飴、チョコレート、クッキー、おせんべい、ポテトチップスなどがあります。
またお口の中が酸性の状態が続くとむし歯のリスクがたかくなります。そのため食事時間が長かったり間食の回数が多いとお口の中が酸性に傾いた状態が長くなりむし歯になりやすくなります。
2.歯を守る力
・フッ素は使っていますか?
・唾液の量と質はどうですか?
・唾液の中和力はどうですか?
フッ素は歯の表面を覆うエナメル質を酸に溶けにくい性質に変え、むし歯への抵抗力を高めます。虫歯を引き起こす細菌の働きを弱め酸が作られるのを抑えます。
唾液には酸性に傾いたものを中和させる力があります。これを唾液緩衝能といいます。
3.むし歯菌の数
・病原性の強いミュータンス菌数はどうですか?
・プラークが多いと増えるラクトバチラス菌はどうですか?
ミュータンス菌とは人の口腔内にも存在する菌で甘いものを餌として活発になる菌です。むし歯の原因菌の1つです。ミュータンス菌を減らすにはフッ素とキシリトールが効果的です。

このように磨き残し以外にも普段の生活習慣の見直しやご自身のむし歯に対する抵抗力を知ることも大切になります。
唾液の中和力やむし歯菌の数などは唾液検査で知ることができます。一人ひとり唾液の性質やむし歯菌の数などは違いますのでこれを機に検査をしてみてご自身にあった虫歯予防を一緒に見つけていきましょう。

名古屋市千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士川元

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