初めての方へ
すっかり寒くなり冬の始まりが感じられる季節になりました。早いもので今年も後一ヵ月ほど、本当に時の流れは早いですね。はじめまして歯科衛生士の高山です。名古屋市千種区のたなか歯科すクリニックのブログへようこそおいでくださいました。私たちのブログでは、患者様への最新情報や歯の健康に関する役立つ情報を発信しております。
今回のブログでは初めて来ていただける患者様へ少しでも緊張や不安を取り除くため初診時の流れをお伝えしたいと思います。
その前にまずは持ち物
・保険証又はマイナンバーカード
・現金。当院での保険治療ではカード類のご使用ができませんので現金のご準備をお願いしております
・お薬手帳又は服用中のお薬名がわかる物
当日の流れ
予約の10分前に来院をお願いしております。問診票の記入やカルテの作成を行います。
① 問診
まずは歯科衛生士によりお話をお伺いします。主訴の部位、症状、いつ頃からなど詳しく伺っております。
② レントゲン写真の撮影
パノラマと言われるお口全体のレントゲン写真を撮影します。デジタル撮影のため放射線量が少ない物になっております
③ お口の中の写真撮影
現状の把握、記録の為の写真です。この写真を参考に先生が治療計画を立てたり後日説明に使用したりします。なお撮影時に器具の保持をお手伝いすることがありますので、ご協力をお願いします。
④ 歯周病検査
病状の判断現状把握の為、歯周ポケットの測定、歯の動揺度の測定を行います。
⑤ 所見
先生により虫歯や治療済みの部位欠損部位など、お口の中の状態を確認します。
⑥ 診断、応急処置
当院では患者様一人ひとりに合わせた丁寧な診療を心がけており、後日お時間を取らせていただき最適な治療をして行きます。当日治療をご希望の方へは向かいかもしれませんが、トータル的に治療計画を立て、長期的なお口の健康維持を目指した治療を行なっています。
この様な流れで行っていきますが、状況により②〜⑤が前後する場合がございます。
お時間は1時間+α。他の患者様との兼ね合いによりお待たせすることがございます。お時間に十分な余裕を持ってお越しくださるようお願いします。
なお2023年11月現在、土曜日受診ご希望の方が大変混み合っておりご希望にそえないことがございます。詳しくはスタッフまでお問合せください。
ご予約はお電話又はwebにて承っております。
スタッフ一同お待ちしております。
名古屋市千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 高山
フッ素の働きについて
こんにちは、名古屋市千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の関谷です。
みなさんはフッ素という言葉はよく耳にすると思いますが、実際にどんな働きをしているのかご存じですか?今日は虫歯を防ぐフッ素の役割についてお話します!
フッ素の効果は大きく分けて3つあります。
① 脱灰抑制作用
お口の中の主に砂糖などの食べかすをエサに、虫歯菌が酸を放出します。この酸によって、歯のカルシウムやリン酸が溶け出すことを脱灰といいます。
みなさんが食事をするたびに、脱灰が起きています。脱灰が進むとどんどん歯がもろくなり、歯に穴が空いて虫歯になってしまいます。フッ素を歯に取り込むことで、歯の表面を覆うエナメル質を酸に溶けにくい性質に変え、虫歯になりにくい強い歯にします。
② 再石灰化の促進
再石灰化とは、脱灰により唾液中に溶けたカルシウムやリン酸を補給し、修復することをいいます。脱灰すると歯の成分が溶け出した状態になり、再石灰化が遅いと虫歯になりやすくなってしまいます。フッ素は、唾液中に溶けだしているミネラルが歯に沈着することを促すことで再石灰化を助けます。フッ素を塗布することで、歯の再石灰化が促進され初期の虫歯が修復しやすくなります。
③ 虫歯菌の働きを弱める
お口の中の虫歯菌は、飲食物に含まれる糖分から酸を作りだします。その酸が歯を溶かすことで歯に穴が空き、虫歯になってしまいます。フッ素には、この虫歯菌を抑制し、歯を溶かしてしまう酸の量を抑制する働きがあります。
フッ素を塗って一番効果の高い年齢は新しい歯が生えてくる時期です。具体的には乳歯の場合生後6カ月頃から2歳半頃まで、永久歯の場合は6歳から15歳頃までです。生えたての歯は質がまだ弱く、虫歯に非常にかかりやすくなっているため、この時期は積極的にフッ素を塗ってくださいね!また、大人の方は歯周病や年齢とともに歯茎が下がって歯の根の部分が露出してきます。歯の根の部分はエナメル質に覆われておらず、虫歯に対する抵抗性が低く、歯の上の部分よりも虫歯の進行が早いので、フッ素の使用が大切です。
歯が生えてから2歳までは、フッ素濃度1000ppmまでの歯磨き粉を1~3㎜程度、3~5歳までは1000ppmの歯磨き粉を5㎜程度、6歳以上は1500ppmの歯磨き粉を1~2㎝程度つけて使用してください。歯磨き後のうがいは10~15mlの水で1回すすいでください!口の中により多くのフッ素が残り、虫歯予防に効果的に働きます。何度もすすいでしまうとフッ素成分が流れ出してしまうので注意してくださいね!
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士関谷
歯ぎしりと食いしばり
こんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の川元です!最近は急に気温も下がって寒くなってきましたね。急な寒暖差で体調を崩しやすい時期ですがみなさんしっかり暖かくして体調管理しっかりしていきましょう!今回は歯ぎしりと食いしばりについて説明していきます。
みなさんは歯ぎしりや食いしばりをしている自覚はありますか?全くしてない!って方もいらっしゃるかもしれませんが、朝起きた時に何故か顎が疲れているなぁって思うことはありませんか?もしかすると、寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをして顎に負担がかかっているかもしれません!
では、何故歯ぎしりをしてしまうのでしょうか。
まず、歯ぎしりは浅い睡眠の時にしてしまうのです。なので、「飲酒」や「カフェインの摂取」も原因の1つになります。そして、1番の原因は「ストレス」です。日常生活の変化や疲れなどで日々蓄積されているストレスを発散させる一手段として歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。
その他に、歯並びや噛み合わせが悪い場合も噛み合わせを調整しようと歯ぎしりをしている可能性があります。
歯ぎしり、食いしばりをしていると歯が削れて染みる症状が出たり、最悪な場合歯が折れてしまう場合もあります。そして力からのストレスによって歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしていき、歯周病のリスクも上がります。補綴物が入っている歯だと負担がかかり補綴物が外れてしまう可能性もあります。また、顎に負担がかかるため顎関節症など別の症状を引き起こす可能性もあります。
~治療方法~
歯ぎしり食いしばりを治すのはなかなか難しいことです。対症療法の1つとしてマウスピース(スプリント)を使うというものがあります。マウスピースを使うメリットとして「筋肉の緊張緩和」「顎関節症予防」があります。そしてマウスピースは基本的に夜に装着するため食事や仕事といった日常生活に支障が出にくいのも大きなメリットです。
他に、日常生活で食いしばらないようにしようと意識することも大切です。
また歯並びや噛み合わせの問題になると矯正も治療方法の1つになります。
~最後に~
このように、歯ぎしり食いしばりによって口腔内の症状だけではなく顎関節症など別のところにまで症状が出てきてしまうこともあります。そうなる前に日中は食いしばらないようにしようと意識をしてみたり夜寝る時はマウスピースを使ってみるのも良いかもしれません。もし、マウスピースを使ってみようかな、興味があるなという方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください!
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士 川元
歯肉退縮について
こんにちは(^^)
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です。
3連休はいかがお過ごしだったでしょうか?11月なのにとても気温が高く、天気の良い日が続いていますね。温度差が激しいく体調には気をつけないとですね。
今回のブログでは歯肉退縮についてお話しさせてもらおうと思います。
歯肉退縮の原因はさまざまですが、以下に主な要因を挙げることができます。
1.不適切な歯みがき方法: 歯みがきを過度に強く行うと、歯肉にダメージを与えてしまうことがあります。また、不適切な歯ブラシの使い方や硬い歯ブラシを使用することも歯肉退縮を引き起こす可能性があります。
2.歯周病: 歯周病は歯肉の炎症を引き起こし、徐々に歯肉を後退させる原因となります。歯周病には歯肉が赤く腫れたり出血したりする初期に段階の歯肉炎から、歯肉の深い部分まで炎症が進行した段階までさまざまな症状があります。歯周病が進行すると、歯肉退縮だけてなく、歯の支持組織や骨も損失する可能性があります。
3.喫煙: タバコの使用は歯周病を悪化させ、歯肉退縮を促進する可能性があります。
4.過度な歯ぎしりや噛みしめ: 歯ぎしりや噛みしめは歯に過度の圧力をかけ、歯肉を後退させる可能性があります。また歯周病の方で過度な歯ぎしりや噛み締めがある方は歯周病やより進行しやすくなります。
5.遺伝的要因: 遺伝的な傾向も歯肉退縮のリスクを高めることがあります。
6.歯科治療の過程: 不適切な歯科治療や装置の取り付けによって、歯肉が傷つけられることがあります。
7.口ピアスや舌ピアス: 口や舌のピアスが歯肉に摩擦や刺激を与え、歯肉退縮を引き起こす可能性があります。口唇ピアスが歯ぎしりや誤った咬み合わせを引き起こす場合、歯肉に過度の圧力がかかり、歯肉退縮のリスクが高まることがあります。また、ピアスの摩擦や刺激が歯肉にダメージを与え、歯肉の後退を引き起こす可能性もあります。
8.加齢:加齢とともに歯肉退縮のリスクは高くなります。加齢にともなって、歯周組織や歯肉の弾力性が低下し、歯肉退縮が起こる叶菜があります。また、加齢によって歯周病の発症リスクも増加し、歯周病が進行すると歯肉退縮のリスクも高まります。
歯肉退縮の予防には、適切な歯みがき方法の実践、定期的な歯科検診、喫煙の避けること、適切なストレス管理、そして歯ぎしりや噛みしめに対する対策が含まれます。適切なケアと歯科医の定期的な診察は歯肉の健康を維持するのに役立ちます。
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛