歯周病と糖尿病は深い関係がある⁉︎
こんにちは!千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士の肆矢紗希です。
お盆休みが終わり、またお仕事が始まりましたね。皆さまはどこかお出かけはされましたか?
お子さんはまだまだ夏休み中だと思います。真っ黒に日焼けをして来院される子がたくさんです♪
くれぐれも、熱中症には気をつけて下さいね。
さて今日は歯周病と糖尿病の関係についてお話ししたいと思います。
皆さんは、歯周病と糖尿病がふか〜い関係があるのを耳にしたことはありますか?
そもそも歯周病は多因子性疾患と言われていて、様々な要因が複雑に絡み合って発症するのです。
宿主として加齢や糖尿病、肥満を挙げましたが、他にも関連があるものとしては呼吸器系疾患、心疾患、妊娠
などがあります。中でも歯周病と糖尿病は深い関係にあり、歯周病を悪化させる大きな原因の一つです。
糖尿病を患う方は歯周病になりやすく、歯周病になると血糖コントロールが悪くなるとも言われています。
出血や膿を出しているような歯周ポケットからは、炎症に関連した化学物質が血管を通って体中に放出されます。
ポケットから出て血流に乗った炎症関連の化学物質は、体の中で血糖値を下げてインスリンを効きにくくする
(インスリン抵抗性)のです。そのため糖尿病が発症・進行しやすくなるのです。
逆に、歯医者でしっかりとした歯周病治療として歯磨き指導や、歯石取りを受けて頂くと歯ぐきの炎症がおさまり、
インスリン抵抗性が改善し、血糖コントロールも改善するということが多く報告されています。
糖尿病は血糖値だけでなく、HbA1cといってその人が糖尿病である可能性があるかどうかを判別する数値があります。
重度の歯周病を治療することでHbA1cの改善効果は最大で1%程度であることがわかっています。
1%だけ??と思う方がいらっしゃると思いますが、HbA1cが1%良くなると、
糖尿病による手足の切断を40%以上、心筋梗塞・動脈硬化・肺炎・早産なども引き起こす可能性があるのです。
そうならないためにも、定期的な歯医者での検査をオススメします!
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 肆矢紗希
メタルフリーで、美しく健康なお口に♪
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
夏休み真っ盛りですね! 皆さまは 旅行や帰省などを楽しんでいらっしゃいますか?
私も、趣味が「日帰りバスツアー」なので、お盆休みを利用して80歳の母親と一緒に ブドウ&梨狩り へ行ってきました♪ 眩しく照りつける太陽で完熟したフルーツ、とても甘くておいしかったですよ~。
私は季節の中で、夏が一番好きです! さぁ、まだまだ夏を楽しみましょう♪♪
さてさて、今回は『メタルフリー』についての話題です。
金属?自由?? メタルフリーって何でしょうね???
それは、私たちがおすすめする「金属を使わない修復治療」のことです。
保険診療の範囲内で修復治療を選択すると、ある程度以上の大きさの虫歯では いわゆる“銀歯” を用いた詰物(インレー)や 被せ物(クラウン・ブリッジ)や 歯の土台(コア)となります。
「見た目がギンギラギンで、口元に自信が無くなるなぁ…。人と話す時に、あまり口を開けたくなくなっちゃう……」
そうですね! 美しく自然な歯は、その方に素敵な笑顔をあたえてくれます♪ それに、綺麗な人でも銀歯がチラリと見えたら、ちょっと老けてみえたりもしますよね。
でも、審美性以外にもメタルフリーを患者様におすすめしたい理由があるのです。
それは、保険診療で使われている金属には 問題が色々あって、決して安全・安心とは言えないからです。
1.アレルギーを生じるリスクがある
ゴールドのような貴金属ではない保険の歯科用金属合金は、お口の中のような 唾液や浸出液に接触している状況では イオン化して溶け出しやすく、体に蓄積して金属アレルギーを誘発したり、他のタンパク質と結合して抗原性を持つようになることがあります。
2.被せた所が、再び虫歯になりやすい
金属と歯を接合しているセメントは、経年的に劣化して壊れたり溶けたりしてきます。そうなると、その隙間から虫歯になったり、被せ物が外れたりしてしまいます。(それに比べ、セラミックは“接着”して歯と一体化するのでリスクは少なくなります)
また、歯と金属の硬さや熱膨張係数の違いにより、徐々に段差・隙間を生じてきやすいです。
3.金属の土台は、歯が割れてしまいやすい
歯を補強するために、土台を入れる事があります。その材料には金属・プラスチック・グラスファイバーなどがあるのですが、保険の金属の土台には弱点があるのです。
歯に強い力がかかった時、歯と金属のたわみ方の違いから 亀裂を生じ、歯が割れて失ってしまうリスクです。それに比べて他の材料は たわみ方が歯のそれに近いので、そのリスクを軽減できます。
4.周りの歯肉が変色してくることがある
前述した金属イオンの溶け出しは、隣接している歯肉に沈着して 黒く変色してしまうことがあります。(これをメタルタトゥーといいます)
近年、歯科材料・接着の進歩は素晴らしく、かつては金属でしか修復できなかったような症例も、セラミック・ジルコニア・ダイレクトCRでの治療できるようになりました。
“美しく自信の持てる歯のため”
“歯を健康で長持ちさせるため”
“よく笑えてよく噛める、質の高い豊かな人生をおくるため”
これらの為にも、私たちはできるだけ大切な患者様のお口の中に 金属を使用するのは避けたいと思っています。
そのため、詰物・被せ物が必要となる補綴治療の際には 患者様お一人お一人にあった最良の修復方法をご説明させていただいています。(それを聞いていただいたうえで、どれを選択するかも患者様の自由であり、権利です)
メタルフリーで金属から解放され、自由になってみませんか♪
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
スポーツとお口の健康
みなさん、こんにちは。今年度、たなか歯科クリニックに入社しました歯科医師の木方奨です。入社して5ヶ月目に入り、最初は昨年までの職場との違いに戸惑う部分もありましたが、だんだんと慣れてくることができました。今後、たなか歯科クリニックのメンバーとして皆様のお口の悩み解決していけるよう頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします!
ここ最近気温の高い日が続いておりますが、皆様体調はいかがですか?晴れの日が続いて知り合いと外で体を動かす機会や学生の方だと部活の大会があったりするのではないでしょうか。最近は甲子園も始まり、テレビで試合を観戦されている方もおられると思います。そこで、今回はスポーツドリンクとお口の健康についてお話させていただこうと思います。
運動するときになくてはならないものとして、スポーツドリンクが挙げられると思います。最近は特に暑いのでご自宅でも熱中症予防で飲まれている方もいらっしゃると思います。私も学生時代は野球部に所属していましたので練習のときは毎回スポーツドリンクを飲んでいました。ですが、知っている方もいらっしゃると思いますが、実はスポーツドリンクは虫歯になりやすい飲み物です!
虫歯になりやすい理由として主に二つ挙げられます。
・酸性度が高い。
・糖が入っている。
スポーツドリンクの酸性度はpH約3.5あり、歯の表面を覆っているエナメル質はpH5.5で溶かし始めるといわれております。それにより酸触症と言ってエナメル質が病的に溶かされてしまう状態になります。そこに、スポーツドリンク中の糖を食べた細菌が酸を産生することにより虫歯に繋がって行ってしまいます。また、運動中は口の中が乾き唾液が減っている状態になります。唾液には自浄性というものがありそれが働かないとお口の中が虫歯になりやすい環境になってしまいます。
ここまでスポーツドリンクの危険性についてお話してきましたが、だからと言って、スポーツドリンクを飲まず、運動中に水やお茶だけではエネルギーや電解質等が不足してしまい熱中症で倒れてしまう危険性があります。スポーツドリンクは私たちの体を守るうえで非常に優秀な飲み物です。ですので、スポーツドリンク飲んだ後は水で口をゆすぐ、水を一口飲む、普段から歯磨きをしっかり行いお口の中の細菌数を減らすなど対応が大切になってきます。寝る前に暑くてスポーツドリンクを飲んだ際は歯磨きを忘れずに行いましょう。今年もまだまだ暑い夏が続きますが、頑張って乗り切りましょう!
千種区たなか歯科クリニック 歯科医師 木方奨
子供の口ってどうなってる?
みなさん、こんにちは!今年の4月からたなか歯科クリニックに入社しました歯科衛生士の上條 夏美です。大学から名古屋に来ていますが、名古屋についてまだまだ知らないことばかりなので、みなさんとお話ししていく中で沢山知っていければなと思っています。多くの方とお話しするのが楽しみです。そして、歯科衛生士としてみなさんと一緒にお口の健康を守っていきたいです。そのために、役立つ情報をわかりやすく伝えて、困っていることや悩んでいることを解決していきたいので、何でも気軽に相談してください。これからよろしくお願いします。
今日は乳歯についてお話しします。
乳歯とは生えてくる順番や時期が人によって異なる場合もありますが、生後8カ月から下の前歯、上の前歯の順番に2~3年かけて生えてきます。6歳ごろになると乳歯の後ろの1番奥に6歳臼歯(第一大臼歯)という永久歯が生えてきます。この歯は、口の奥に生えてきて、噛み合わせの部分に歯茎が被さっている期間が長いため歯ブラシが当たりにくく、虫歯になりやすい歯です。鏡を見て丁寧に歯ブラシを当ててもらうことと、歯科医院での予防処置が重要になってきます。この歯は、乳歯と違い一生使っていく歯なので大事にしていきたいですね。その後、12歳ごろにかけて乳歯から永久歯へと生え変わります。生えたての歯や乳歯は虫歯の進行が早いため、毎日の歯磨きをしっかりしていきましょう!また、虫歯にならないようにしていくためには大人の方の仕上げ磨きも大切になってきます。
ここで、なぜ永久歯よりも乳歯の方が虫歯の進行が早いか説明します。
歯の構造でエナメル質とは、歯の一番外側で硬いつくりをしています。その下に象牙質といって神経を取り囲む組織があり、ここまで虫歯が進行してしまうと痛みが出てきます。乳歯の方が永久歯に比べてエナメル質と象牙質が薄いため、虫歯の進行が早いので注意が必要です。
虫歯にならないように歯を強くするためには、歯ブラシで食べかすや歯垢などの汚れを取るだけでなくフッ素配合の歯磨き粉を使用したり、歯科医院でのフッ素塗布を行う事をお勧めします。フッ素を使用することで虫歯予防に役立ち、より高い効果を得る事ができます。
食事をよく噛んでおいしく食べられるように歯は大切にしていきたいですね。そのために、定期的に歯科医院での検診を行い、家でのセルフケアとして歯ブラシや歯と歯の間の汚れを落とすフロスなどを使用して虫歯にならないようにしていきましょう!
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 上條 夏美
正しい歯磨きはできていますか?
皆さん、こんにちは。千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の奥田 眞由です。
私は、今年の4月にたなか歯科クリニックに入社しました。
入社してから4か月が経ちました。制服も青のスクラブから白の制服に変わり気持ちも新たに日々精進しています。
また、たなか歯科クリニックの雰囲気にも慣れてきて患者様とお話する機会も増えて嬉しいです。たくさんの患者様とお話できるのを毎日楽しみにしています。来院された際はぜひお声がけください!
そして今回から私もブログの投稿をしていきます。皆さんの役に立つ歯科に関する情報や知識をお伝えしていきます。よかったら見てくださいね。
今回は、歯磨きの仕方についてお話していきたいと思います。
皆さんは、歯磨きをきちんとできていますか?
歯磨きを毎日している方、1日2回以上している方が多いと思います。
しかし磨き方がよくないと染め出し液で歯を染めるとプラーク(歯垢)が付着している部分は赤く染まってしまいます。
またゴシゴシ強く磨きすぎてしまっても歯肉が角化してしまったり、歯肉が下がってしまいます。
歯磨きが原因でお口の中を傷つけてしまうのはとても悲しいです。正しい歯磨きの仕方を簡単にではありますがお伝えしていきます。
まず歯ブラシの大きさやかたさが自分に合っているか確認してみましょう。
お口の大きさ、歯や歯肉の状態をみて歯ブラシを選択してみるとよいですよ。
次に歯の磨き方です。
磨くときに歯ブラシの面や歯の面を分けて磨くのがポイントです。
歯の表面を磨くときは、歯ブラシの全面を使って磨きます。
歯と歯肉の境目を磨くときは、歯ブラシのわきを使って磨きます。
歯の裏側は、歯ブラシのかかとを使って磨きます。
このときにプラークをかき出すようなイメージで磨いてみてくださいね。
奥歯の後ろや歯の表面の小さなでこぼこ部分は歯ブラシのつま先を使って磨きます。
最後は歯ブラシの動かし方です。
3~4本を1ブロックと決めて歯ブラシを小刻みに動かします。
大きく動かすと歯や歯茎を傷つけてしまうので気を付けてください。
また前歯はアーチ状になっているので横磨きでは汚れは落ちません。
そのため歯ブラシを縦にして1本ずつ磨くようにしてみてください。
簡単ではありますが歯磨きの仕方を紹介しました。
正しく磨くことで虫歯を防ぐことはもちろん、お口の健康から全身の健康を守ることもできます。
皆さんも歯を磨くときに歯ブラシのチェックと歯の磨き方に気を付けてみてください。
ただし、歯は人それぞれ大きさや形態は違います。
それに伴って一人ひとり磨き方も異なってくることがあります。
正しい磨き方を知るためにも歯医者で歯磨きのチェックをしてもらってみてください。
当院でも予約を受け付けています。お気軽にスタッフまでご相談ください。
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 奥田 眞由